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2014/07/29(火) 00:00

レベル高い三井不動産レジデンシャル「ファインコート国分寺日吉町」

投稿者:  牧田司

 

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「ファインコート国分寺日吉町」

 三井不動産レジデンシャルが近く分譲開始する都市型戸建て「ファインコート国分寺日吉町」を見学した。エネファームや太陽光発電、蓄電池、HEMSなどを組み合わせることで、エネルギーの「創る」「蓄える」「省く」「見える化」などをスマートに実現する「スマートファインコート」に基づく第1弾で、街並みが美しいのも特徴だ。第1期の分譲戸数は14戸くらいで、今週末から登録申し込みが始まる。

 物件は、JR中央線西国分寺駅から徒歩13分、又は西武国分寺線恋ヶ窪駅から徒歩4分、国分寺市日吉町4丁目に位置する全27戸。土地面積は125.11~135.85㎡、建物面積92.80~102.39㎡、価格は未定だが、5,900万円台から7,600万円台の予定。建物は木造2×4工法2階建て。施工はエステーホーム。入居予定は26年9月下旬。用途地域は第1種低層住居専用地域(建ぺい率40%、容積率80%)。事業主は同社と日立アーバンインベストメント。

 同社は今年3月末から「ファインコート」シリーズにエネファームの全戸標準仕様化を決定しており、今回のプロジェクトにはHEMS+LED照明+エネファーム+太陽光発電システムを搭載。

 パッシブデザインの手法も取り入れており、舗道はインターロッキングブロックを採用。夏涼しい冬暖かい居住空間を実現するため軒・庇、窓の形状にも工夫を凝らしている。

 同社の試算によると、従来のTES熱源型と比べ年間の光熱費のランニングコストは約51%削減できるという。

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◇       ◆     ◇

 街並みを見てほとんど瞬時にレベルの高さを理解した。価格は7,000万円くらいだろうと判断したが、その通りだった。現地で対応してもらった同社地域開発事業部営業室所長・加藤泰明氏によるとこのエリアの相場は6,000万円がアッパーだそうで、決して安くはない。しかし、豊かな植栽計画、印象的なデザインの外観はアッパーミドルのユーザーに支持されるはずだ。

 敷地がすべて125㎡以上というのは市の指導によるもので、透水性のインターロッキング舗装も認められたようだ。日立の子会社が事業主になっているのは、敷地がもともと日立の社宅だったため。

 ランドスケープ、外構、建物デザイン、インテリアには4人のデザイナーを起用。フランスの「トロワ」「ブルゴーニュ」「ストラスブール」「ノルマンディ」の4つの田園都市をモチーフにした街並みに統一しているのが特徴。大屋根の外観、装飾窓や花台、ティンバー、石造り風、木製鎧戸、鋳物ブラケット、ジャワ鉄平の石積みなどが印象的。

 住戸内のリビングドアはソフトクローズ機能付き、階段はメーターモジュール。リビングの天井には化粧天井が採用されていた。洗面化粧室はマンションと同じ仕様。

 都市型戸建て市場はここ数年同社が独走状態にあったが、同業の大手デベロッパーも最近は力を入れており、競争が激化するのは必至だが、街並みの美しさ、建物デザインでは同社がまだまだリードしていると思う。

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外構

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化粧天井のあるモデルハウス

 

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