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2015/08/06(木) 00:00

アキュラホーム 期間限定「井戸のある家」販売

投稿者:  牧田司

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「井戸のある家」イメージ図

 アキュラホームは2015年8月7日(金)~9月30日(水)、期間限定で「井戸のある家」を販売する。

 「井戸のある家」は、同社のベース商品「住みごこちのいい家」に井戸をセットにして販売する住宅。施工・設置までを組み入れたプランの他に、施主自ら手掘りで施工することもできる2プランを用意している。延床面積97.70㎡の場合、本体価格1,530万円(税込)~。

◇      ◆     ◇

 面白い商品だ。井戸水の効用は言うまでもないことだが、このリリースでいろいろ考えた。いったい東京都の場合、一般家庭でどれくらいの井戸が掘られ使用されているのか、その場合の許認可は必要ないのか、水道料金と下水料金の算定となる量が一緒なのはなぜか、バーチャル・ウォーターの考え方をどう考えるかなどだ。

 そこで都の水道局、環境局、下水道局に聞いた。23区で井戸を掘る場合は、工業用水法、ビル用水法によって許可が必要なエリアがあり、その他条例によって一定規模以上のものは全域が届け出ることが定められている。家庭で使用する小規模なものについては届け出も必要ない。飲料水として使用することは安全上勧められないという。

 水道使用量と下水使用量が一緒なのは、汚水を正確に計測することが不可能なので、水道使用量がそのまま汚水として下水管に排出されると仮定して課金しているという。技術的に下水量を図ることは可能だが、莫大なコストがかかるという。23区内では専用の井戸が約6,000本、水道水としても利用されている井戸が約12,000本あるという。

 記者はこれまでずっと、例えば飲んだ水、調理に使った水、庭に撒いた水は下水に流れないのに、どうして使用量と排水量を同じとみなすのかについて疑問に思ってきた。下水道局の方の説明でその理由がよく分かった。ペットボトルの水はどうなるのかという新たな疑問も生まれたが…。

 もう一つ、バーチャル・ウォーター(仮想水)についてわれわれは考えないといけない。バーチャル・ウォーターとは「農産物・畜産物の生産に要した水の量を、農産物・畜産物の輸出入に伴って売買されていると捉えたものである。世界的に水不足が深刻な問題となる中で、潜在的な問題をはらんでいるものとして仮想水の移動の不均衡が指摘されるようになってきた」(ウィキペディアより)

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