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2015/11/10(火) 00:00

大和ハウスに拍手喝采 プレス向けに出入り自由のブース設置

投稿者:  牧田司

 プレスブース.jpg
「プレスブース」

 大和ハウス工業の2016年3月期第2四半期決算は、売上高1兆5,355億円(前年同期比15.9%増)、営業利益1,304億円(同62.8%増)、経常利益1,291億円(同56.8%増)、四半期純利益927億円(同50.4%増)となり、いずれも過去最高を記録。戸建住宅、賃貸住宅、マンション、住宅ストック、商業施設、事業施設の6セグメントで増収増益となった。

 好業績を受けて、通期業績予想も売上高3兆1,800億円(期初予想3兆円)、営業利益2,400億円(同2,000億円)、経常利益2,280億円(同1,920億円)、当期純利益1,540億円(同1,250億円)に上方修正。配当金も期初予想の年間70円から80円(創業60周年記念配当10円含む)に増配する。

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 11月10日、飯田橋にある同社東京本社で「マスコミ向けスモールミーティング」が行われた。ミーティング終了後、大先輩記者のF氏から「大和ハウスが自由に出入りできるプレス向けのブースをつくった。入ってみよう」と声を掛けられた。

 プレス向けのブースは水道橋駅寄りの1階エントランスを入って左側の角にあった。広さは約10畳大。

 中央に4人くらいが掛けられるテーブル付きソファが設えてあり、雑誌約20誌、同社のリリースや社史、パンフレット、大型テレビ、コピー機、広報直通の電話機もある。コーヒーもブラジル、キリマンジャロ、モカ、コロンビア、エスプレッソの5種から自由に飲めるようになっていた。もちろん、パソコンを持ち込めば原稿も書ける。

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 せっかくだからと、F氏とコーヒーを飲むことにした。紙カップにインスタントの粉末を入れて、コーヒーメーカーのお湯のボタンを押したのだが、全然湯が出ない。そこで、「これは広報に連絡したほうがいい。湯が出ないではないかと」F氏をそそのかした。Fしは備え付きの電話機で連絡した。

 間もなく広報の女性2人が降りてきて、「ここ(湯が出る口の背後にある突起物のようなもの)にカップを当てながらボタンを押すと出ますよ。チャイルドロックのように、危険防止のためにこうしているんです」と利用の仕方を説明してくれた。

 F氏も記者もこの種のウォターサーバーはほとんど利用したことがないことが露呈した。「あなたたちは子どもよ」と言われたような気がした。

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 これはいい。大和ハウスもなかなかやるもんだ。どんどん利用したほうがいい。原稿を書くのもよし、雑誌を読むのもよし、広報に連絡し、いろいろと情報を仕入れることもできそうだ(対応してくれるかどうかは分からないが)。タバコも2階に上がれば喫煙室がある。記者はすぐ賃料をはじき出したが、これは書かない。

 同社によると、スペースを設けたのは今年5月で、これまで多くの記者が利用しているという。記者ならだれでも利用できるが、受付で利用する旨声掛けすることが必要だ。

 F氏によると、かつて積水ハウスが記者向けのスペースを提供していたというが、いまはどこのハウスメーカーもやっていないという。記者の知る限りデベロッパーもこの種のサービスはやっていない。国など行政がやっている記者クラブ制度は、記者は上手に活用していないという意味で反対だが、民間は記者を育てる意味でこの種の便宜は図っていい。大和に拍手喝采。

 

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