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2015/11/22(日) 00:00

ケイアイスター不 全98戸の分譲戸建て「川越」街びらき

投稿者:  牧田司

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「北欧ハウスヴィレッジ川越~フレデリクスベア~」モデルハウス

 ケイアイスター不動産は11月21日、同社の戸建て分譲としては最大規模全98棟の「北欧ハウスヴィレッジ川越~フレデリクスベア~」街開きを開催した。23日までの3日間で約1,400人の来場者を見込む。

 物件は、東武東上線上福岡駅から徒歩20分、川越市大字下松原字鶴見野に位置する全98棟。1期1次(5棟)の土地面積は100.00~120.00㎡、建物面積は101.01~107.64㎡、予定価格は2,900万円台~3,700万円台。建物は木造在来工法2階建て。平成27年10月完成済み。

 現地は、尚美学園跡地。全体敷地は南東から北西方向へ緩やかな傾斜が掛かっており、北東-南西軸が長い長方形。

 商品企画について同社デザイン部・堀口幸昌氏は、「当初計画では117戸だったが、検討を重ね98戸に落ち着いた。安心・安全の商品コンセプトに集会所を設けることでコミュニティにも配慮した。住宅基本性能をあげるため樹脂サッシを採用。住宅の断熱性能を示すUA値は0.6にした。全体完成は来年7月で、来年度末までには完売したい」と話した。

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「塾」がテーマのモデルハウスのリビング

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 堀口氏が「来年度末までに(約1年4カ月)で完売したい」と強気な発言をしたのには驚いた。東武東上線の戸建て市場についてはよく分からないが、最寄駅から徒歩20分(現地のすぐ前にバス停があり、駅までは数分か)の立地では年間30~40戸販売が常識ではないかと思ったからだ。絶対的な価格の安さと基本性能の高さで差別化ができていると読んでいるのだろう。

 街づくりでは、提供公園に隣接して集会所を設け、自治会を設立して居住者が街の維持管理を行う仕組みをつくることがいいと思った。

 約6mのメイン道路が交差する部分と、道路につなぐ約2m幅の路地空間はインターロッキング舗装とし、路地にはLED照明を埋め込んでいる。路地の両端約50センチは居住者の敷地だが、その部分に植栽を施し、管理組合が管理するようにするという。

 モデルハウスは3棟。「北欧ハウス」のコンセプトはいまひとつよく分からないが、「塾」をテーマにした1棟はリビングの壁面が書棚になっており、寺子屋のような和室の提案があり面白い。階段ステッフは全て15段。

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提供公園と建設中の集会所

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 住宅地の目の前のバス停に近所の人らしい年配の方ががいたので、声を掛けた。「ヘーベルタウンは5,500万円でも売れた。ここ(ケイアイスター不動産の住宅地)は造成にお金がかかっているので、価格を抑えるのに苦労したはずだ。4,000万円以上じゃ売れないね」などとその方は話した。確かに対面の住宅地には旭化成ホームズの「へーベルハウス」らしい建物がたくさん建っていた。

 「ずいぶんお詳しいですね」と話したら、「僕は旭化成ホームズの社員だったんだ」ということだった。

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 提供公園について一言。公園のほぼ中央には樹高約5mのシラカシがシンボルツリーとして植えられている。堀口氏は、「市の指導では、落葉樹はダメで、シラカシも枯れやすく根が張るから難色を示した。ハナミズキはいいと言われた」と話した。

 提供公園は市が管理するから管理しやすい木や遊具にするよう指導するのはよく分かる。しかし、シラカシが枯れやすいというのは納得できない。落葉樹はダメなのに、落葉樹のハナミズキがどうしていいのかも理解不能だ。

 シラカシはほっといても高さ20mには育つ。逆にハナミズキは繊細な木で、枯れることもある。花はきれいだが、秋から春先までは落葉するから貧相な姿をさらけ出す。成木でも樹高は数mくらいにしかならない。シンボルツリーにはやや貧弱だ。

 ハナミズキといえば、最寄駅の上福岡駅西口からまっすぐ伸びる道路の街路樹はハナミズキだった。ほとんど落葉し、枯れてしまったのか植栽舛はところどころ黒く塗り込まれていた。

 先日、ポラスのリノベーションマンションを見学した我孫子市天王台の街路樹クスノキは青々と茂っていた。街路樹は街の価値を左右する。余計なことだが、埼玉県は総じて街路樹が貧しい。

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街びらきイベント

 

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