RBA OFFICIAL
 
2016/04/14(木) 00:00

三菱地所ホーム 富裕層向け注文・3階建て・戸建てリフォーム同時発売

投稿者:  牧田司

IMG_5170.jpg
「世界に一つを極める。」

 三菱地所ホームは4月15日、都市型邸宅のフラッグシップモデルハウス「世界に一つを極める。」、全館空調システム搭載の3階建てゼロエネルギー住宅「WIZE-U(ワイズユー)」、戸建て向け新リフォームメニュー「三菱地所のリフォーム」をそれぞれ販売開始すると発表した。

 「世界に一つを極める。」は、アッパーミドル・富裕層向けの商品で、重厚な石張りのファサードデザイン、アウトドアリビング、トレーニングルームなどを備えた室内空間、全館空調システム「エアロテック」を搭載し、世界的ブランド商品のショールームなどを展開する企業グループ「LWL」との連携によるハイグレード設備・インテリアが特徴。

 構造・規模は2×NEXT構法、2階建て延べ床面積約246㎡。モデルハウスは4月23日、駒沢公園ハウジングギャラリー・ステージ2にオープンする。坪単価は120万円から。

 「WIZE-U(ワイズユー)」は、都市部の狭小宅地に対応する商品で、「全館空調・ZEH・3階建て」を実現したのは業界初。ガレージ上部のデッドスペースに「ポケットルーム」と呼ぶ収納を設けているほか、ライフスタイルの変化に対応するためあらかじめエレベータの設置が可能なプランとし、可動間仕切りの提案を行っているのが特徴。プロトタイプは敷地面積約56㎡、延べ床面積約123㎡。本体価格は3,290万円(税別)。販売目標は年間30棟。4月14日から発売する。

 「三菱地所のリフォーム」は、これまでのマンションリフォームに加え、戸建てのリフォームに対応する商品で、100棟を超える「エアロテック」採用実績を踏まえ、旧省エネ基準(昭和55年以前建築)は18万円~/坪、新省エネ基準(平成4年以降建築)は15万円~/坪、次世代省エネ(同11年以降建築)は11万円~/坪にするなど、パッケージ化して販売するのが特徴。4月14日から発売する。

 発表会で、同社社長・加藤博文氏は、「当社は年間500~600棟の受注しかないが、マーケットニーズに対応した先進的な商品を提供していく」と話した。

01.jpg

04.jpg
「世界に一つを極める。」

◇       ◆     ◇

 同社のモデルハウスを見学するのは、一昨年の「渋谷ホームギャラリー」以来だ。

 先日、三井ホームが記者見学会を行ったモデルハウス「VENCE(ヴァンス)」とは同じアッパーミドル・富裕層がターゲットではあるが、商品コンセプトは真逆、対照的だ。

 今回の「世界に一つを極める。」は、いかにも〝三菱地所〟らしい重厚感がある骨太のファサードデザインで、周囲の他社のモデルハウスと比べてもそん色ないばかりか、威圧するような雰囲気を醸し出している。

 外壁には御影石の「バニラホワイト」と「白御影」を用いている。内装材にもウォールナットなどの自然無垢材をふんだんに用いている。

 1階の天井高は約3mで、カーブを描いた階段は18段。インナーバルコニーもなかなかいい。2階に設置されている浴室と隣り合わせのトレーニングルームは、外から裸を見られるわけにいかないから、第一種低層住居専用地域しか建てられないという難点があるが、これがいいという層もいるはずだ。モデルハウスは坪150万円で、総額は1億3,000万円だそうだ。

 「WIZE-U(ワイズユー)」も「三菱地所のリフォーム」も「エアロテック」を前面に押し出しているのはよく理解できた。

 それにしても、どうして同社の年間受注棟数が500~600棟なのか。同社のホームページトップには「三菱地所ホームが選ばれる『5つの理由』」の中に、「三菱地所グループの総合力」が5番目に示されているが、その結果としての棟数というのは、年間数千戸の業界トップクラスの分譲マンションとはどうしても釣り合わない。どこに行ったら「三菱地所ホームを、見に行こう。」が体験できるのか。体制さえ整えれば、1,000戸くらいはすぐに伸ばせるのではないか。

s_130_G001d (1).jpg
「WIZE-U(ワイズユー)」

2011513_0050.jpg
「三菱地所のリフォーム」

三井ホーム 究極のエレガントを追求 新商品「VENCE(ヴァンス)」(2016/4/6)

三菱地所ホーム、木造制震賃貸住宅「エム・アセット」発売(2014/3/14)

 

 

 

 

rbay_ayumi.gif

 

ログイン

アカウントでログイン

ユーザ名 *
パスワード *
自動ログイン