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2016/07/17(日) 00:00

積水ハウス 古河に2億円「イズ・ステージ」と1.2億円「グラヴィス・ヴィラ」

投稿者:  牧田司

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「イズ・ステージ」(左)と「グラヴィス・ヴィラ」

 積水ハウスは7月12日、メディア向けに茨城県古河市の「エコ・ファースト パーク」&「住まい夢工場」見学会を行い、数十人のメディア関係者が同社の地球温暖化や生態系保存、資源循環などの社会的課題への取り組み、最新のモデルハウスを見学した。

◇       ◆     ◇

 「エコ・ファースト パーク」については、昨年5月にオープンしたときも取材し記事にしているのでそちらを参照していただきたい。「地球温暖化対策」「生物多様性の保全」「資源循環への取り組み」の3つのテーマについて、「風の家」「あしたの家」「木の家」「生きものの庭」「資源の泉」を通じて体験し、学び、研究できるようにしているもの。これまで来場者は約4,400人に上っている。

 小学生の課外授業向けのリサイクル学習コーナーも「資源の泉」に新置している。

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「生きものの庭」

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リサイクル学習コーナー

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 驚嘆したのは2つのモデルハウスだった。一つは、同社の木造住宅シャーウッドの最高峰「グラヴィス・ヴィラ」だ。1階の延べ床面積が約137㎡、2階が約73㎡、スキップフロアが27㎡、小屋裏が約6㎡の合計約283㎡の豪華な建物だが、何より素晴らしいのは1階の天井高が約3.7mもあり、2階吹き抜けを含めると6m以上の大空間が演出されている。

 建具・面材には高級材のサベリ、パーチなどが多用され、1階の洋室の床はクリ材のナグリ仕上げになっていた。

 かといってもで、モデルハウスにありがちな奇をてらったものではなく、全体としてシンプルで端正なデザインに木造ファンの記者はほれ込んだ。値段を聞いたら、モデルハウス仕様で約1.2億円だった。

 この日、記者は朝から気分がすぐれず、この最高峰の「グラヴィス・ヴィラ」を見て〝もう十分。帰りたい〟と思った。

 同社関係者の「最後にもう一つぜひ見ていただきたいモデルハスウがありますから」という声に仕方なくついていくと、確かにそれはあった。

 軽量鉄骨2階建ての最新作「イズ・ステージ」だった。外観は、大きなガレージ付きのシンメトリックで深い陰影が高級感を演出しているのだが、圧巻は〝オール紫檀〟ともいうべき床・面材だった。これまで紫檀を採用したマンションや戸建てはたくさん見てきているが、これほど多く採用したものは初めて見た。

 客をもてなすための庭と一体となった壁材に大谷石を用いた玄関や、サウナ・浴室付きの和風のゲストルームも最高に素晴らしい。こちらの値段は約2億円ということだった。

 普通の人が見ると溜息しか出ないだろうが、本物のお金持ちが見たら「この通りに造ってほしい」といいそうな住宅だ。

 木造も鉄骨系も富裕層を取り込もうとする同社の意欲がひしひしと伝わってきた。

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「グラヴィス・ヴィラ」

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「イズ・ステージ」

積水ハウス 環境を学ぶ場「エコ・ファースト パーク」 茨城県古河市に開所(2015/5/21)

 

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