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進化するプロパストのマンション「リヴィエ マーレ」

「リヴィエ マーレ」完成予想図

 

抜群のデザイン・照明計画 単価も超割安

 プロパスト(森俊一社長)の素晴らしいマンションを見学した。川崎市で分譲中の「リヴィエ マーレ」だ。

 現地は、京浜急行線「東門前」駅から徒歩4分の川崎市川崎区河原1丁目、建物は14階建て全207戸。専有面積は約49〜87平方b。坪単価は165万円だ。

 何が素晴らしいかといえば、照明・デザインだ。外観は、基壇部に濃茶のアースカラーを採用し、全体的には白とネービーブルーのタイルを格子状に配した都会的なデザインを演出。トランクルームも、一般的なマンションはいかにも倉庫といったものが多いが、同社は濃紺と黒に塗装を施してデザイン性を高めている。住戸内のカラーリング、ライティングも見事だ。

 基本性能、設備仕様も水準以上だ。逆梁ハイサッシ、二重床・二重天井、同社と松下電工が共同で開発した洗面ピラミッドボウル、グローエ社製品などを採用。屋上にはベンチや庭を設けている。

 記者は、これまでも同社のマンションを沢山見学してきたが、間違いなく進化している。どちらかといえば、強烈過ぎるこれまでのデザイン(訴求ターゲットの違いはあるが)が落ち着きのあるものに変わってきたからだ。

 京浜急行線の川崎大師駅圏から東門前駅圏では現在、再開発が進行中で、街の将来性を加味すると、極めてコストパフォーマンスの高いマンションだ。「新価格」の浸透で、これから分譲される同駅圏のあるマンションの坪単価は230万円ぐらいになるとも言われている。

 

驚嘆した「東京中央」「日本橋」「大磯」「オリゾン マーレ」など

 記者が、同社のマンションを初めて見たのは平成14年の「アパートメント東京中央」だった。まるでファッションブランド店を思わせる販売事務所の造りと斬新なモデルルームに驚愕したのを覚えている。白と黒が基調で、ポイントに赤を配したデザインが見事だった。そのこだわりようも半端でなかった。モデルルームに備えた赤い花は、東京中の花屋を駆けずり回って探したものだったし、パンフレットを入れる黒の紙袋は、手垢が目立たないようにコーティングしたものだった。

 それから、同社のマンションを見るのが病みつきになった。

 2層吹き抜けにガラス階段を配した「プラティーク日本橋」、邸宅跡地の松の巨木を中庭に取り込んだ「レゾンデパン大磯」、共用施設にプールを配した高級ホテルのような造りの「オリゾン マーレ」、和のテイストを徹底して盛り込んだ「レジデンシア春日安藤坂」などだ。

 同社は昨年12月、株式をジャスダック市場に上場したが、業績好調を背景に株価が暴騰。上場時は60万円ぐらいだったのが、現在は倍の120万円前後で推移している。「買っとけばよかった…」

 

(牧田 司記者 1月30日)