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2年前と同じ光景 人気必至の「港北センターヒルズ」

「港北センターヒルズ」完成予想図

 

 

坪単価は前回と比べ40万円以上もアップしたが… 

 東急不動産、近鉄不動産、三菱地所、阪急不動産の4社が近く販売を開始する「港北センターヒルズ」を見学した。

 横浜市営地下鉄センター北駅から徒歩5分の全451戸の規模で、専有面積は約74〜127平方b、坪単価は224万円。

 駅に降り立ったとたん、記者は 2 年前の記憶が一気に甦ってきた。2年前もこの日と同じ丁度昼時だった。センター北駅前には小さな子どもを連れた、若い主婦と思われる女性でごった返していた。

 そのときも東急不動産、近鉄不動産、三菱地所、阪急不動産の4社共同のマンション「港北センタープレイス」(全728戸)を見学するのが目的だった。2004年11月に分譲された1期328戸は約5500組の来場者を集め即日完売した物件で、最多価格帯は4500万円台、坪単価は179万円だった。

 あとでそうではないことが分かったのだが、幼稚園か保育園の行事があったのだろうと、そのときは考えた。

 そして、今回もあの時と同じ光景が目の前で展開されていた。赤ん坊を抱いている人、ベビーカーに小さな子どもを乗せ、もう1人は手をつないで歩いている主婦、あるいは3人もの小さな子どもと一緒に歩いている人…人…人。団地入居者の高齢化が目立つわが街、多摩センターとはえらい違いだ。とにかく子連れの女性の姿が目立つのだ。まるで街全体が保育園か幼稚園のようだ。少子高齢化社会なんてどこの国の話だろうと思ってしまう。

 大げさなと、思われる向きもあるかもしれないが、ここセンター北がある横浜市都筑区は、神奈川県で一番若い市区町村だ。平均年齢は35・94歳。日本人の平均年齢は45歳だから、10歳近くも若い。さらに0〜14歳の年少人口比率も20・0%と同県下でもっとも高く、逆に65歳以上の老年人口比率は9・1%で同県下で最も低い。1世帯あたりの人口も2・75と市平均の2・41を大幅に上回っている。

 つまり、子育て世代にもっとも人気があるのがこの街なのだ。

 前回の「センタープレイス」と比較して坪単価は40万円以上も高くなっているが、神奈川方面では新価格がかなり浸透しており、さもありなん≠ニ納得してしまう。単価を聞いても全然驚かなかった。

 前回と変わっているのは、前回の訴求層が若い子育て世代だったのが、今回は、学齢期の子どもを抱えた45歳前後の層が中心となっている。最多価格帯が7500万円台というように価格(単価)上昇もあるからだろう。

 商品企画は広い≠ェテーマになっており、広い玄関、広いリビング、広い主寝室などが特徴で、トランクルームも一回り広いものが採用されている。

 すでに来場者は1000組を突破し、今月末までには2000組になる模様で、現地販売センターのスタッフの表情は明るい。早期完売は間違いないと見た。

(牧田 司記者 1月15日)