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シナジー効果発揮する藤和と三菱地所のJV「小石川」

「小石川アインス」完成予想図

 

2〜3人の小家族にぴったりの商品構成

 藤和不動産(事業比率55%)と三菱地所(同45%)が共同で分譲する「小石川アインス」を見学した。都営三田線・大江戸線春日駅から徒歩10分、または東京メトロ丸ノ内線・南北線後楽園駅から徒歩10分の、文京区小石川三丁目に位置する14階建て全80戸の規模で、専有面積は約49〜71平方b。価格は未定。

 現在、両社の共同事業物件として発表されているのは、首都圏では同物件と「大樹の国 グリーンゲートシティ」(211戸)「 本郷パークハウス THE PREMIER FORT」(207戸)の3物件で、広島県で「 ナタリーマリナタウン シーテラス」(48戸)が近く分譲される。

 記者が両社の共同事業物件を見学するのは 「大樹の国 グリーンゲートシティ」に続いて2件目だが、この「小石川」は間違いなく両社のJVがシナジー効果を発揮すると見た。千川通りに面しているが、4方が道路に囲まれており、環境は悪くない。

 商品企画は藤和不動産が主導していると思われるが、立地・環境にぴったりの企画だ。同じアインス<Vリーズでは、先に分譲開始した単身女性とDINKSがメインターゲットの「新宿山吹アインス」があるが、「小石川」は専有面積でも分かるように、2〜3人の小家族がメインターゲットになりそうだ。

 外観は、白と濃淡のグレーが基調でアルミのサイドルーバー、乳白色のガラスパネルがアクセントとして用いられている。

 71平方bのモデルルームタイプは、淡いベージュが基調となっており、フローリングは幅広のバーチ(カバ)とウォールナットを採用。設備仕様も高い。

 価格は未定だが、記者は坪330〜340万円とみた。欲を言えば、オプションでもいいから建具・面材などは突き板仕様にしてほしかった。両者のブランド力からして多少の価格アップを吸収する力はある。

 

(牧田 司記者 3月27日)

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