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三井不動産「銀座 Velvia (ベルビア)館」19日(木)オープン

「銀座 Velvia (ベルビア)館」夜景

 

 三井不動産が手掛ける銀座の商業施設「銀座 Velvia (ベルビア)館」が4月19日(木)オープンする。その前日(18日)、報道関係者向けの内覧会が行われた。

 中央区銀座2−4−6、銀座駅から徒歩3分の並木通りに面した地下2階地上9階建て延べ床面積14.000平方bの施設で、元富士フィルムの跡地。同社が開発計画の立案、許認可取得、テナントリーシング、竣工後の運営管理等のマネジメント業務を行う。銀座エリアでは、08年に開業予定の「銀座Mプロジェクト」を含め5つ目の商業施設となる。

 入居する主な物販店は、銀座初出店のインテリアショップ「BALS TOKYO GINZA( バルス トウキョウ ギンザ )」のほか、感度の高いセレクトショップや、靴、鞄、眼鏡などの個性的でこだわりのある店舗など。

 飲食店は、世界的に有名なサー・テレンス・コンランと、「ひらまつ」で知られる平松宏之氏がコラボレートするレストラン「ICONIC(アイコニック)」や、和、洋、中華などの個性的な店舗が入居する。

「ICONIC(アイコニック)」は億ション並み仕様

 とここまでニュースリリースを頼りに書いたが、記者はファッションには全く興味がなくデパートも嫌いで、まるでちんぷんかんぷん。ウィンドウショッピングなる言葉の意味するところも分からない(古本屋めぐりはよく分かるが)。

 興味を持ったのは、各店舗のデザインのみだった。使用されている床材や建具などをスタッフに聞いたが、残念ながらほとんど答えは返ってこなかった。優れていると思ったのは「ICONIC(アイコニック)」と「 BALS TOKYO GINZA( バルス トウキョウ ギンザ ) 」だった。

 前者は、床が天然石張りかカーペット敷きで、男子用トイレを含め壁から天井に至るまで全てゼブラウッド張りだったのには驚いた。まるで億ションのようだった。コンラン≠ネんて聞いたこともないし(東京ミッドタウンにも入居しているのは後で知った)、ひらまつが東証二部上場会社なのも初めて知ったが、そのデザインを見てなるほどと思った。コンランレストランは、「美しくデザインされた空間」の提供が重要なコンセプトの一つになっているそうだ。

 飲食店はこれまで銀座にはなかった店を集めたそうだが、確かにこれまであの界隈には気が利く店はほとんどなかった。「ICONIC(アイコニック)」はお勧めだ。

後者の「BALS TOKYO GINZA( バルス トウキョウ ギンザ )」は、インテリア雑貨店「フランフラン」が経営するワンランク上の商品を取り扱うそうだが、店舗デザインと各商品の陳列が独創的だったのが印象に残った。

 

(牧田 司記者 4月18日)

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