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アンビシャスが新八柱で意欲的なマンション

「アンビシャス新八柱」完成予想図

 

商品企画に力 全50戸のうち28戸を角住戸タイプ

 アンビシャス(安倍徹夫社長)が、松戸市で意欲的なマンション「アンビシャス新八柱」の分譲を開始した。

 新京成線みのり台駅から徒歩3分、又はJR武蔵野線新八柱駅から徒歩10分の松戸市松戸新田に位置する8階建て全50戸の規模。専有面積は約64〜85平方b、価格は2850万〜4300万円、坪単価は153万円。

 新価格の浸透がいま一つの千葉県だが、駅近の坪153万円はいかにも安い。八柱駅前で検討されているマンションは坪180万円と聞いた。

 商品企画に様々な工夫が凝らされているのが特徴だ。

 現地は近隣商業と第一種低層住居に位置しており、全50戸のうち28戸が角住戸だ。このため住戸によっては8〜9カ所に開口・採光窓が付いている。エレベータシャフトを独立させ、シャフトと住戸壁の間に吹き抜けを設け、住戸に窓を設けるなどの細かな配慮も行っている。

 プランも多彩で、@最大3メートルの天井高A奥行き3メートルのバルコニーBテラスと専用庭を合わせ25〜48平方bのオープンスペースC8.1メートルのワイドスパンD勝手口付き――など基本19タイプを用意している。二重床、ハイサッシも採用。バルコニーに敷き詰めたウッドデッキを標準装備としている。

 首都圏マンションは、都内や神奈川方面では「新価格」が浸透しているが、埼玉・千葉方面では浸透度がいま一つで、供給増による価格競争も激しくなっている。しかし、単なる価格の安さだけではユーザーをひきつけることはできない。きめ細かな商品企画が勝敗を分ける年になりそうだ。同社のマンションを見学して、つくづくそう思った。

(牧田 司記者 1月24日)