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「ひばりタワー」に反響3000件 単価は超割安? 「HIBARI TOWER (ひばりタワー)」完成予想図
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西武池袋線では3棟目のタワー型で、駅前立地 西武不動産販売(事業比率45%)、オリックス不動産(同40%)、総和エステーツ ( 同15%) の3社JVマンション「HIBARI TOWER (ひばりタワー)」を見学した。 西武池袋線ひばりヶ丘駅から徒歩1分、西東京市住吉町3丁目の一角で建設中の33階建て全322戸の規模だ。専有面積は約57〜114平方bで、価格は未定だが、 坪単価で300万円を下回る模様だ。設計・監理は浅井謙建築研究所、施工は鴻池組。販売代理は西武不動産販売、三井不動産レジデンシャル、三菱地所リアルエステートサービス。 最大の特徴は、超高層タワー型マンションの分譲事例が後述するように2棟しかない同沿線で、しかも駅前立地という点だ。極めて希少性が高いマンションだ。現地は、かつてUR都市機構が所有していた土地で、本来なら中層しか建たない用途地域だったのを地区計画によって、容積割増を得て超高層になった経緯がある。 同エリアでは4〜5年前まではマンション供給ラッシュが続いていたが、最近ではほとんど供給事例がない。この点もこのマンションに追い風≠ニなりそうだ。 設計・監理を担当している浅井謙建築研究所は、オリックス不動産がかつて分譲した「マークスプリングス」を手掛けている。外観は、白とグレーが基調で、南側のアールの部分にはアースカラーのベージュが用いられている。スタイリッシュで印象的な外観だ。 30階に設けられた共用部分の充実も特徴の一つだ。ビューバス付きのゲストルーム、夜景が楽しめるラウンジもある。 「PASMO」によるITセキュリティシステムを採用した初のマンション モデルルームは3階から30階の標準的な75平方bと、32階の82平方b、33階の115平方bの3タイプが用意されている。33階は7戸あり、全て100平方b超のオーク材の突き板建具・面材を用いるなどハイグレード仕様となる。天井高は2.8メートル。全て億ションだ。 柱や梁型がやや目立つここと、6メートル前半のスパンの住戸が少なくないことがやや気になるが、同沿線では今後タワー型が供給される可能性が少ないだけに人気を呼ぶのは必至と見た。 現在まで、問い合わせは3000件を突破しているというから凄い。 「PASMO」によるITセキュリティシステムを採用した初のマンションでもあるという。 駅前タワーの希少性から坪単価300万円と見たが… 記者は、このところ新価格∞新々価格<}ンションを集中的に見学している。主なエリアの相場価格は全て頭の中にインプットされていると思っている。相場観を養うために、見学する前に自分なりに単価をはじいてみる。これまで予想単価と実際の分譲単価が大幅に乖離した事例はあまりない。せいぜい10%から15%ぐらいだろう。 当然、このマンションも自分なりに予想単価をはじいてみた。西武池袋線池袋駅から急行で16分のひばりが丘駅前のタワー型であり、しかも西武池袋線は20年開業予定の東京メトロ副都心線に直結される。池袋線で過去に分譲されたタワー型は、圧倒的な人気を呼んだ鹿島建設の石神井公園駅前と西武練馬駅圏の2棟しかなく、極めて希少性があることなどから、坪単価300万円前後だろうと読んだ。 いくらで売り出すか楽しみな、割安マンション 記者は昔からの西武ファンなので、期待値も込めて、あるいは320万円かもと考えた。ところが、西武不動産販売のマンション事業部営業二課課長・櫻井雅人氏から返ってきた予定単価は、 未定ながら、坪300万円を下回るものだった。 しかし、反響の多さから判断して、櫻井氏が口にした単価より間違いなく高くなると予想したが、さていくらになるか…。
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(牧田 司記者 5月11日) |
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