一つのミスに乗じ旭化成ホームズが小森投手を攻略
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||
今野投手は7回を2安打完封 昨年の優勝チーム・旭化成ホームズと準優勝チーム・オークラヤ住宅の対決は、地力に勝る旭化成が快勝した。今野投手が7回を2安打完封。オークラヤは頼みの小森投手が自らの失策がきっかけで打たれた。 オークラヤ小森投手と旭化成・今野投手の投げ合いで試合は始まったが、一つのミスをきっかけに旭化成がたたみかける攻撃で小森投手を攻略した。 0−0で迎えた5回、旭化成はこの回先頭の7番・菅野が意表を突く投手前バントを敢行、これを小森投手が送球をあせり悪送球。菅野はすかさず2盗、続く山本は絶妙なバントヒットを決め、2盗。無死2、3塁の好機を作り、9番・中山の内野ゴロエラーの間に菅野、山本が還り2点。1番・三好は倒れたが、2番・佐藤盛がセーフティバントを決め、中山が生還してこの回3点を挙げた。たたみかける攻撃は見事と言うしかない。 続く5回には、4番の主砲・松島の2塁打を代打・佐藤洋が2塁打して1点を追加した。 今野投手は相手に球を絞らせず2安打完封。 オークラヤ住宅は完敗。4回までパーフェクトに抑えられ、5回、1死から5番・木暮が2塁打したが後続が凡退。 小森投手は初回の2死満塁のピンチをしのいだが、5回のバント処理を誤まったのをきっかけに、かき回された。 |
オークラ 打安点 2塁打 松島 佐藤洋 木暮 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||
○鈴木監督 山本のバントも佐藤盛のセーフティスクイズも、僕は何のサインも出していない。みんな自分で考えてやってくれる。勝因はそれに尽きる ○山本 バント? 僕が自分で判断した。今野はよくまとまっていた ○今野 山本さんのサイン通りに投げただけ ●松尾監督 悔しいけど、相手は素晴らしい。バント? そりゃ考えましたけど、バントが決められるのがたいしたもの(脱帽するしかなかった) ●小森 相手はうまい(試合後は、恩師でもあるリスト倉持監督としばし談笑していた) ●片岡 あれぐらいの飛球を取るのは当たり前。どうして守備だけかって? ヒットは練習のときしか打ったことがない(左翼を守り、ファインプレー賞をもらって)
8月に退社したオークラヤ阿部(右)とマネージャーの鳥居さん 2塁打を放った小暮 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||
(牧田司記者 11月14日) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||