リスト 1発海藤≠Rラン 八筬は7回完封 住友林業 柴田1発に泣く
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RBAタイムズ最新号の元気印≠ノ登場しているリスト海藤が、値千金の1発で住友林業を撃沈した。新エース八筬(やおさ)は3試合連続の2ケタ奪三振11個を奪う好投で7回を完封。リストは3年ぶりドーム進出を決めた。住友林業エース柴田は、肩痛をおしながら力投したが、1発に泣いた。住友林業は4年連続4強どまりとなった。 2回まで5三振を奪われていたリストは3回、この回先頭の9番・稲岡がチーム初安打を放ち、盗塁を決め、2番・江上が歩いて1死1、2塁の好機を作り、続く3番・海藤が中堅を深々と破る3ランを放った。放った安打は結局、この回の2安打のみだった。 八筬投手は3試合連続して同じ11個の三振を奪う好投を見せて完封。許した安打は2本のみで、四球も2個のみだった。 住友林業は完敗。初回の1番・近藤の敵失と盗塁によるによる無死2塁、2回の5番・吉村の四球と盗塁による無死2塁、6回の1番・近藤の四球と2番・久保田の安打による無死1、2塁の好機にいずれも後続が続かなかった。 柴田投手は何とも悔やまれる1発だった。6回まで8個の三振を奪う力投も報われなかった。 |
住友林業 打安点 |
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○倉持監督 八筬がよく粘って投げた。あとは海藤の3ラン。フォアボールのチャンスをようやく生かして一発決めてくれた。慣れていないから、3塁を回ったころには、千鳥足になっていたのでヒヤヒヤだった ○八筬投手 ドームに行けてよかった ○杉山 ドームで頑張ります ○海藤 年に一度の出会い頭が今日きました(昨年も1発放っている) ●鈴木監督兼捕手 ピッチャー1人にやられた。柴田も肩が痛いなかよくやった。打たれたHRはボールのサインだったのがインコースに入ってしまった。それを見逃さなかった海藤さんの技量に完敗です。彼が一番よかったよ。僕らバッテリーが一番やりづらかった ●近藤 素晴らしいピッチャー(八筬投手)。それを打った僕はもっとすごい ●柴田投手 ボールのサインだったが、インコース高めに投げてしまった。それを打たれた(痛恨の1発を浴びて) 海藤選手の一発に記者も感無量 海藤選手の1発は、住友林業ナインと柴田投手には申し訳ないが、我がことのように嬉しかった。RBAタイムズ最新号で取り上げたのもさることながら、海藤選手をインタビューしたとき、彼の苦悩が痛いほど分かっていたからだ。 海藤選手はこういった。「僕を含め従来のレギュラーはみんな歳をとった。毎年、今年が最後という気持ちで参加している。子どもは5歳の女の子と2歳の男の子2人。子どもの面倒をほったらかして毎週、野球に出かけるもんだから、カミさんは野球が嫌いになったようです。ディズニーに家族で行くことになっていたのに、僕だけ行かなかったこともありましたし…」と。 海藤選手のように、RBAに参加している選手はみんな家族を犠牲にしている。奥さんの気持ちもよく分かる。しかし、サラリーマンは仕事だけでは生きられない。自己実現のためにも野球はやめられないのだ。今日は、浴びるほど飲んでも奥さんは許してくれるだろう。リストを3年ぶりに東京ドームへ導く値千金の1発を放ったのだから。そして、奥さんもお子さんも野球好きになって欲しい。 (海藤選手のRBAタイムズ元気印≠ヘホームページトップのWhat's Newに戻り、そこからアクセスしてください)
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(牧田司記者 11月21日) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||