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3月20日 水曜ブロック決勝戦速報

旭化成ホームズ7度目の優勝 今野投手が5回を1安打

旭化成ホームズ鈴木監督を胴上げするナイン

オークラヤ・小森力投報われず 7失点も自責点は0

 第18回RBA野球大会水曜ブロックの決勝戦が3月20日(火)、午前9時50分から東京ドームで行われ、旭化成ホームズがオークラヤ住宅を7−1で破り、2年ぶり7度目の優勝を飾った。今野投手が5回を1安打に抑えた。初の決勝進出を果たしたオークラヤ住宅は、小森投手が自責点0の好投を見せたが、味方の失策などで7失点したのが痛かった。

◇東京ドーム9:50〜  ◇観衆350人 
  1 2 3 4 5 6 7       R
旭化成ホームズ      

オークラヤ住宅      

 

 

  

 

 

2つの凡飛<Iークラヤ外野手が見失い大量失点

 旭化成ホームズ今野、オークラヤ住宅・小森両エースが投げあい、中盤までは0−0の緊迫した展開だったが、一つの失策から大差が出る試合になった。

 旭化成ホームズは5回表、1死から6番・渡辺、7番・山本が連続四球を選び、8番・佐藤盛が打ち上げた中堅への平凡な飛球をオークラヤの都所中堅手が見失い落球、その間に渡辺が生還して1点を挙げた。9番・中山は倒れ2死となったが、ここでまた信じられない光景が出た。1番・三好の打ち上げた2塁後方の飛球を2塁手と右翼手がお互い譲り合い2塁打になり2点追加。旭化成はさらに気落ちした小森を攻め、2番代打・村尾、4番・松島の長短打で2点を挙げた。

 6回にも代打・菅野の左翼越え3塁打と2つの敵失からダメ押しの2点を加点した。

 今野投手は、5回まで許した安打は1本のみ、5三振を奪う好投をみせた。その後は常田−平山とつなぎ逃げ切った。

 オークラヤ住宅の小森投手は、緩急を使った好投で強打の旭化成打線を5回途中までほぼ完璧に抑えたが、四球と失策から崩れた。6回まで許した安打は4本で、自責点は0だった。

 打線もしめりがちで、7回に小暮、松尾の長短打で1点還すのがやっと。松尾は代打で登場した5回、痛烈な右翼線安打を放ち、続く6回でも中堅超え2塁打を放つなど、敗戦に光る活躍を見せた。

○鈴木監督 中盤までは流れをつかめなかったが、ランナーを出せばうちの野球ができると思っていたとおりの展開になった。(5回は)代打の村尾が打って流れを手繰り寄せた。投では今野がよく投げた。次の総合優勝戦もうちの野球をするだけ

○今野投手 調子? よかったですね。(打たれた安打は)完璧に打たれました

○堀井執行役員(元監督) みんな自分の役割をよくこなした

○常田 1イニング投げられた。歳? 33歳ですが、まだまだいける

○杉本 (最後の回に1塁を守り)長くやっているおかげ(いかにも嬉しそう)

●上田順三社長 レベル的には旭化成ホームズさんが上でしょうが、うちのパワー(約200人の応援団)を見てください。この雰囲気もいいでしょう。1点も取った

上田社長

●松尾監督 ダメでしたね。小森は失策できれてしまったようだが、エラーもうちの野球。しょうがない。来年また頑張ります

●小森投手 こんなもんです。気持ちよく投げられた。失策? よく守ってくれたと思います。たくさん応援に来ていただいて感謝しています

●阿部 いやー、1本打ちたかった。やっぱり投手は2枚必要

●高瀬取締役(元監督) 素晴らしい試合。楽しませてもらった。最後に1点取ったからよかった

オークラヤ住宅の選手と応援団

 

 

 

旭化成ホームズ
0000520|7
0000001|1
オークラヤ住宅
旭化成  打安点
G 三 好 3 1 2
9  遠 山 0 0 0
H 佐藤盛2 0 0
打98村 尾2 1 1
E 北寒寺3 0 0
B 松 島 3 1 1
打 木 曾 1 0 0
3  杉 本 0 0 0
F 野 国 3 0 0
打7斎 藤 1 0 0
C 渡 辺 1 0 0
打4菅 野 1 1 0
A 山 本 2 0 0
2  青 木 0 0 0
DH 佐藤洋2 0 0
打 小林真1 0 0
D 中 山 3 0 0
振球犠  
7 4 0   27 4 4
……………………
オークラヤ打安点
D   林  3 0 0
G 都 所 3 0 0
C 大 高 3 0 0
E 阿 部 3 0 0
DH 木 暮 3 1 0
H 羽 尾 1 0 0
打9松 尾 2 2 1
B 保 立 2 0 0
@ 小 森 2 0 0
F 片 岡 2 0 0
振球犠  
6 0 0   24 3 1
……………………
投 手回安振球責
今 野 5 1 2 0 0
常 田 1 0 1 0 0
平 山 1 2 0 0 1
……………………
小 森 7 4 7 4 0
3塁打 菅野 2塁打 三好 松島 松尾

旭化成ホームズの頭脳℃R本 相手かく乱

 記者の目ヒーローは好投した今野や追加点を奪った村尾だろうが、5回に四球を選んだ旭化成ホームズの頭脳℃R本捕手もその1人だろう。 1 死1塁で打席に7番・山本が入った。策は何もないはずだ。ところが山本はしきりに動いた。バントの構えも見せた。相手バッテリーの警戒を誘い、四球を選びチャンスを広げた。

 試合後、山本は語った。「バントのサインなんかなかった。四球を選びたかった」と。安打を放つ確率よりも、相手が失策する確率に期待するより、100%出塁できる四球を選ぶほうが戦術的にははるかに優っている。そんな野球ができるのが旭化成ホームズだ。

 

敗戦に光るオークラヤ松尾 2打数2安打1打点の活躍

敗戦に光るオークラヤ・松尾監督兼野手が2打数2安打1打点の活躍(写真は特大2塁打を放った瞬間)

応援合戦では圧勝 オークラヤ住宅200人が大声援

「とどちゃん!頑張って!」大声援を送るオークラヤ新宿営業所の女性応援団(とぢちゃんとは、都所選手のこと) 「仕事もばっちり」とかで、大変な人気のようです。大失態にも「そっとしておいてあげたい」

 

 

ぼくがとどちゃん≠アと都所です

●都所 (失策の場面は)言い訳は通用しませんが、球が全く見えなくなってしまった。また来年、必ず来ます

 

    

「新宿だけじゃないわよ。五反田だって元気ですよ」(五反田営業所には小森、阿部の両主力がいる)

 

旭化成ホームズ テーマは家族愛

     

   菅野選手の奥さんと樹くん   北寒寺選手のお父さん道夫さんと奥さんの洋子さん 山本選手の家族

   

今野選手の家族                                           渡邊選手の家族

  宮本選手のご両親とお友だち