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価格安に人気 定借の東京建物「Brillia City ひばりが丘」


「Brillia City ひばりが丘」完成予想図

 

 東京建物が近く分譲開始する期間50年の定期借地権付きマンション「Brillia City ひばりが丘」を見学した。見学の主な目的は、すっかり定着した定期借地権付きマンションではあるが、西武線ではほとんど供給事例がないはずで、果たしてユーザーはどのような反応を見せているか興味があったからだ。ひばりが丘駅圏は、ここ10年間、同沿線では突出して供給が多いエリアでもある。

 物件は、西武池袋線ひばりヶ丘駅から徒歩10分、西東京市ひばりが丘2丁目に位置する14階建て全356戸の規模。専有面積は約61〜95平方b、1期の分譲戸数は未定だが、価格は2,400万〜5,100万円(最多価格帯3200万円台)の予定。坪単価は140万円前後になる模様だ。竣工予定は平成22年11月下旬。設計・施工は西武建設。

 結論から言えば、やはり圧倒的な価格の安さがユーザーに受け入れられているということだ。来場者数は週末になると20〜30組に達しており、対応するスタッフが足りないぐらい盛況だという。登録開始は11月14日を予定しているというが、1期は100戸前後になりそうだという。

 現地は、公営住宅、社宅、民間の大型マンションが建ち並ぶ一角で、元自動車教習所跡地。用途地域は一部工業地域も含まれているが、嫌悪施設はほとんど見当たらない。マンション専用地域≠ニしたいぐらい、とにかくマンションの多いエリアだ。

 一次取得層をターゲットにしている物件だけに、設備仕様は普通(劣っているという意味ではない)だが、省エネには力を入れているのが特徴だ。また、ユーザーの声を企画に反映する「東京未来建物会議 LISTEN 」から生まれた約半畳ほどのリビングの新提案「コミュニケーションライブラリー」は、若い子育てファミリーに人気だという。

◇    ◆    ◇

とにかく、ここ10年間、ひばりが丘駅圏では大量のマンションが供給されている。主だったものを列挙してみた。

•  パークシティ       391戸
•  ルイシャトレ        252戸
. アミュージア       163戸
•  ヌーベルヴィラージュ  316戸
•  フォレストレイク      381戸
•  エルスタージュ     276戸
•  ザ・ガーデンズ      560戸
•  ひばりタワー       322戸

 この他、中小規模を含めると倍以上になるはずだ。東京建物も2年前、55戸のマンションを供給している。しかし、その後はほとんど供給がなく、この点も今回の分譲にはプラスに働くはずだ。

(牧田 司 記者 10月20日)