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圧倒的人気呼んだ長期定借付マンション第2弾
「タンタタウン・アルボの丘」(2月4日)
 
 昨年、総来場者9千組を集め全678戸を瞬く間に売り切ってしまった長期定期借地権付きの伊藤忠都市開発他「 TanTaTawn (タンタタウン)」はまだ記憶に残っているが、その第2弾「 TantaTawn アルボの丘」が近く分譲される。

 「TanTaTawn」は、港北ニュータウンの一角で、新駅・葛が谷駅に徒歩3分、期間70年の長期定期借地権付きで坪単価が110万円、100メートル超でも3千万円台前半という破格の安さが、子育てファミリーの潜在需要を掘り起こした。同マンションが所在する横浜市都筑区は、区民の平均年齢が36歳と神奈川県でもっとも若く、15歳未満の年少人口比率が20・0%と同県下で最高、逆に65歳以上の老年人口比率は9・1%と同県下で最低という伸び盛りの街≠ナあるのも人気に拍車をかけた。 第二弾の「TantaTawn アルボの丘」は、JR南武線南多摩駅から徒歩7分に加え、京王相模原線稲城駅も利用可能な総戸数 680 戸の規模。売主には、同社のほか NTT 都市開発、小田急不動産が名を連ねている。

 
さらに進化した商品企画 熟年層もターゲットに
 

 このマンションは、一口で言えば「TanTaTawn」をさらに進化させたマンション。子育てファミリーをメインターゲットに置きながら、熟年層などの需要を取り込もうとする試みも見られる。

 子育てファミリー向けには、圧倒的人気を呼んだ「キッズクローク」を提案。これは伊藤忠都市開発他が02年に分譲して人気になった、やはり港北ニュータウン内の「ララヒルズ」で提案してヒットしたものだ。

 今回は、さらに熟年層の夫婦2人を想定したプラン ( 専有面積約111平方メートル ) も提案している。これは、プライベートゾーンとパブリックゾーンを分離、主寝室を12・5畳大と広く取り、リビングダイニングも20・4畳大確保。3・4畳大のプライベートライブラリーも設けている。

 これだけ贅沢な間取りでも値段は3000万円台の前半という安さ。専有面積が広いマンションは多摩ニュータウン内にはたくさん供給されているが、こんな間取りのマンションは皆無だろう。

 このほか、家族のふれあいをテーマにした「ふれあいコミュニケーション」プラン、主婦の動線に配慮した2WAYキッチン、ビューバス、書棚付き廊下、パソコンコーナー、書斎付き、扉をすべて引き戸にしたシニアサポートプランなどなど盛りだくさんだ。

 1月上旬よりモデルルームがオープンしており、既に2000件を超える来場を得ているという。販売を担当している伊藤忠ハウジング営業受託部第3セールスチームマネージャー・杉山準氏(34)は、「マンションは所有の時代から利用の時代。所有権と比べ1千万円も安くて広い居住空間を提案できるのは定借しかない。進化したTanTaTawn は必ず理解されるはず」と自信を見せる。

 杉山氏は、02年の「ララヒルズ」から、「イトーピア多摩パルテノンヒルズ」「港北ニュータウン TanTaTawn」と担当。いずれも人気物件となり、販売も好調。「自宅は遠いので、ほとんど泊まり込み。家族には迷惑をかけているが、こんな素晴らしい物件を販売できるのは幸せ」と、すっかり定借にほれ込んでいる。

 杉山氏は、平成11年までRBA野球に参加していた伊藤忠ハウジングの主砲として活躍。東急リバブル・岡住選手と並び賞された長距離打者だった。「今は選手が集まらず、ゴルフばかり」という。

(牧田 司記者 2月4日)