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大京の高額マンション「浜田山」が竣工

ライオンズ浜田山セントマークス

既存樹のイチョウを中庭に配した「ライオンズ浜田山セントマークス」

 

206戸のうち63戸が億ション

 大京が分譲中のマンション「ライオンズ浜田山セントマークス」が竣工した。

 京王井の頭線浜田山駅から徒歩6分、杉並区浜田山4丁目に位置する地下1階地上13階建て全216戸(住戸206戸、店舗6戸)で、専有面積は約51〜167平方b、価格は4000万円台〜1億8000万円台。坪単価は約300万円。63戸が億ション。設計・施工は鹿島建設。現在9割以上が契約済みとなっている。

 元自動車メーカーの独身寮跡地で、サクラ、ユリノキ、イチョウなどの既存樹をできる限り残し、建物の高さ抑えるなど、近隣住民の要望を大幅に受け入れたマンション。また、水周りを含めた設計変更システム「プラン・おーとくチュール」を採用、採用が可能だった61戸のうち、半数近くのお客様が設計変更を行ったという。

 ランドプランの最大の特徴は、井の頭通りに面した部分は準住居地域(容積率300%)であるため建物の高さを13階とし、その他の部分は第一種低層住居専用地域(同100%)であるため3階建てとし、中央に約2200平方bの大きな中庭を配している点だ。庭の設計にはアメリカの景観設計グループ「SWA」を起用。10メートルを超えるイチョウの木を配したほか、池やせせらぎなど水辺を演出した。

 建物ファサードでは、周辺の建物との調和を図るため、基壇部はグレーを帯びたブラウンタイルとし、それ以上は大使館や図書館などを連想させる薄いベージュのタイルを採用、重厚感のある2層構成としている。

 

(牧田 司記者 2月21日)