RBAタイムズHOME > 2006年 > ニュース

大手5社マンションブランド なぜか「ハ行」で一致

 

大手5社が「ハ行」で始まるマンションブランド

 東急不動産が同社のマンションブランド「アルス」に替わる基幹ブランド「ブランズ」を立ち上げて、好調な売れ行きを見せている。そこで、記者は気がついた。大手のマンションブランド名がなぜか「ハ行」に収斂しているではないか。

 各社のマンションブランド名を列挙してみるとよく分かる。

 三井不動産は、古くから「パーク・ホームズ」「パーク・シティ」「パーク・コート」など「パーク」を冠につけてきた。

 三菱地所も「パークハウス」シリーズが定着している。

 数年前に「プラウド」を全面に打ち出し、絶好調なのが野村不動産だ。

 東京建物もまた、最近「ブリリア」を打ち出し、積極的なブランド展開を行っている。

 さて、これらブランドの最初の発音は、全て「ハ行」の「ハ」と「フ」から始まっている。

 しかし、これはあくまでも日本語の発音であって、アルファベットだとPでありBだから、何の関係もないようにも思えるが…。

 それにしても、各社が「ハ行」にブランド名を揃えてくると、ユーザーが果たして覚えきれるのかという心配も出てくる。記者の友人には、「(三井の)リハウス」と「(東急)リバブル」を混同して、「リブハウス」と呼んでいる人がいる。「それは別々の会社のブランド」と何度説明しても理解されないので、そのままにしている。

 もう一つ気掛かりなのは、「ハ行」の大攻勢に同業他社のブランドが埋没してしまわないかということだ。同業他社は、心穏やかではいられないのではないか。

 

(牧田 司記者 3月14日)