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「東京ミッドタウン」上棟式 商業テナントは8割決定

東京ミッドタウン(完成予想図)

「東京ミッドタウン」(完成予想図)

 

 

「コンランレストラン」もオープン

 三井不動産は3月23日、同社など6者コンソーシアムの六本木・防衛庁跡地の「東京ミッドタウン」の上棟式が行われたのに際し、事業者を代表して記者発表会・内覧会を行った。

 商業施設は、「都心の上質な日常」を演出するのがテーマとなっており、テナントは約8割が決まっているという。飲食関係では世界的な有名な「コンランレストラン」(仮称)や「ひらまつ」、ファッション関連では「 RESTIR (リステア)」(仮称)、インテリア関連では「TIME&STYLE MIDTOWN 」、サービス関連では都心型ペットサービス、食物販関連では、24時間営業の東急ストア「Precce Premium」(仮称)などの核テナントが入居する。

 また、当プロジェクトの開発テーマの一つである「21世紀は産業をデザインがけん引する」という認識のもと、既に入居が決まっている「サントリー美術館」のほか、ミッドタウン・タワー5階に「社団法人日本グラフィックデザイナー協会」が移転、「九州大学芸術工学 デザイン戦略拠点」(仮称)が新設、入居する。「財団法人日本産業デザイン振興会」が中心となる世界5カ国の大学と日本の産業やデザイナーを結びつける「インターナショナル・デザイン・リエゾン・センター」をオープンする。

 昨年公募された「東京ミッドタウン」のブランドマークは、45カ国7893作品の応募の中からグラフィックデザイナー原野敦史氏のミッドタウンのMをモチーフにした作品が選ばれた。

 会見に臨んだ三井不動産・大室康一副社長は、商業施設の初年度売り上げについて「200億円を見込んでいるが、後になればなるほど伸びるようにしたい」と語った。

 同プロジェクトは、「ダイバーシティ オン ザ グリーン」を開発コンセプトにオフィス、商業施設、賃貸住宅、ホテル、デザイン関連施設などで構成する敷地面積約6万9000平方b(地区計画面積約10万2000平方b)、延べ床面積約56万9000平方bのビッグプロジェクト。平成16年5月に着工されており、平成19年春オープンを目指し建設が進められている。

シンポルカラー

シンポルカラー

(牧田 司記者 3月23日)