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「豊洲人気」牽引する三井不動産「パークシティ豊洲」

アーバンドック パークシティ豊洲(完成予想図)

「アーバンドック パークシティ豊洲」(完成予想図)

 

デザインに光井純氏、HBAを起用

 三井不動産は3月29日、石川島播磨重工業と共同で開発を進めている開発面積約9.7 ha の住宅・商業の大規模複合開発「アーバンドック」の概要を発表した。全体で約 60ha の再開発の中でもっとも海側に面した立地となる。総工費は約750億円。

 「アーバンドック」は、有楽町線豊洲駅から徒歩6分、または新交通・ゆりかもめ線豊洲駅から徒歩7分の江東区豊洲2丁目の一角に立地。地上52階建てタワー棟など総戸数1481戸の「アーバンドック パークシティ豊洲」と、店舗面積約6万平方b・店舗数約200の大型商業施設「アーバンドック ららぽーと豊洲」で構成される。

 「パークシティ豊洲」は、52階建て1020戸、32階建て420戸、7階建て41戸からなり、専有面積は約50〜201平方b、価格は80平方b台で4000万〜6000万円台になる予定で、平均坪単価は230 万円台の前半になる模様だ。完成は平成20年の予定。

 ファサードデザインは、これまでも同社の多くのマンションを手がけている光井純氏で、エントランス、スカイラウンジ、ゲストルーム、最高価格住戸のデザインなどは世界的ホテルデザインを手がけているHBAが担当。

 豊洲地区では、当欄でも紹介したように数年前からマンション分譲が活発化しており、いずれも好調な売れ行きを見せている。分譲単価は3年前は坪180万円前後だったが、現在は200万円で分譲されている。

 今回の「パークシティ」は、これまで分譲されたマンションより坪当たり30万円以上高くなるが、立地、商業施設との複合開発、制震、SI(スケルトン・インフィル)、共用施設の充実、基本性能、デザインなどを総合的に評価すると、それだけの価値があるのは間違いない。

 光井氏がデザインしたオプション仕様(1000万円台)は、竹のフローリング、突き板仕様となっている。一方、天井高最大 2850 ミリ、価格が2億2500万円の180平方b(坪413万円)の住戸はHBAが担当しているが、黒檀、大理石、ウォールナットの自然素材がふんだんに用いられており圧巻だ。

 昨年8月から女優・黒木瞳さんを起用したPRを展開しているが、既に問い合せは1万件を突破しているという。

 再開発エリアでは、賃貸住宅を含め約6000戸のマンションが計画されているが、このマンションが「豊洲人気」を牽引することになりそうだ。

 「ららぽーと豊洲」は、今年10月にオープンする予定。

HBAデザインの2億2500万円の住戸モデルルーム

HBAデザインの2億2500万円の住戸モデルルーム

 

(牧田 司記者 3月29日)