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基本性能、設備仕様が高い「プラウド横濱山手」

 

野村不動産「プラウド横濱山手」完成予想図(パンフレットより)

  

中小規模でも商品企画を手抜きしない野村不動産

 供給するマンションをことごとく即日完売している野村不動産が、住宅地として人気が高い横浜・山手地区で「プラウド横濱山手」を分譲する。

 JR根岸線山手駅から徒歩7分、第一種低層住居専用地域の高台に建設中の地下1階地上3階建て全66戸の規模だ。専有面積は約74〜112平方b、価格は未定だが、平均坪単価は約280万円台になるという。設計は坂倉建築研究所で、施工は東海興業。

 記者は、坪300万円はくだらないだろうと読んでいたが、単価を聞いて「これは安い」と感じた。基本性能、設備仕様が極めて高いからだ。

 建物はコの字型で、スケルトン・インフィル(SI)工法が採用されている。各住戸に吹き抜けを設け住戸の独立性を高めているほか、住戸から独立した排水竪管を集めるマルチファンクシャフト(MFS)を設けることで、全住戸の浴室を窓付きとしているのが大きな特徴だ。このほか二重床・二重天井、メーターモジュールの廊下幅、ティッセタンタのシステム収納、複層ガラスなどを採用。

 ガラススクリーン、ルーバースクリーン、バルコニーガラス手すりなどを多用した外観デザイン、住戸デザインも抜群だ。

 「プラウド」マンションの人気が高いのは、このような中小規模でも同社は商品企画に全然手抜きをしないからだ。

 細かいことだが、記者がいつも感心する同社のこだわりを一つ紹介しておく。このマンションでもそうだったが、巾木の角を丸めることだ。角張った巾木につまづいて痛い目にあったことのあるマンション居住者は多いはずだ。角が丸くなっていれば、そんなことはなくなる。これがユニバーサルデザインだ。同社は巾木の角を丸める工夫を10年も昔から採用している。是非見習って欲しい。

 

(牧田 司記者 6月12日)