立地・環境、商品企画など条件満たせば��新価格�≠ﾅも売れる

　大京が８月から分譲開始した横浜・港北ニュータウン内の「ライオンズ港北ニュータウン ステーションレジデンス」が人気を呼んでいると聞いたので見学した。

　「ライオンズ港北ＮＴ」は、横浜市都筑区北山田１丁目で建設中の地下２階地上１０階建て総戸数９３戸の規模で、専有面積約８０〜１３１平方�b、中心価格帯６０００万円台というものだ。特徴は、�@２００７年開業予定の横浜市営地下鉄（グリーンライン）の新駅「北山田（仮称）」に地下で直結�A約３．７ha もの広さを誇る山田富士公園に隣接�B横浜市市街地環境設計制度が適用され、２０�bの高さ規制を超える１０階建てが実現�C低層階には各種テナント、医療施設がオープン予定�D敷地南側の住環境が担保されている――などだ。

　横浜市都筑区といえば、区民の平均年齢は３５.９４歳で日本人の平均年齢より１０歳近くも若く、０〜１４歳の年少人口比率は２０.０％と同県下で最も高く、逆に６５歳以上の老年人口比率は９.１％と同県下で最も低い、子育て世代に人気のエリアだ。伊藤忠都市開発他「タンタタウン」、東急不動産他「港北センタープレイス」、三井不動産他「パークシティ LaLa 横浜」などが人気になったエリアでもある。

　「ライオンズ港北ＮＴ」のモデルルームは７月上旬からオープンされているが、現在までに来場者は約７００件に達しており、早期完売は間違いないという。　

　記者が驚いたのは、人気もさることながら、２１０万〜２２０万円という分譲単価だった。７０年の長期定期借地権付きで単価は約１１０万円だった「タンタタウン」は参考外としても、２年前分譲の「港北センタープレイス」と比較しても約３０〜４０万円も高い。

　高単価といえば、同社が日吉駅近で分譲中の坪単価２６５万円の「 ライオンズ日吉アーティスフォート」も人気だそうだ。

　「港北」「日吉」に共通しているのは、いずれも立地・環境に恵まれており、基本性能、設備仕様レベルが高いということだ。特に「港北」のモデルルームデザインは優れている。

　今年に入って��新価格�＜}ンションが次々分譲されているが、売れ行きは総じて好調だ。立地条件や商品企画がユーザーを納得させられるものであれば、十分乗り切れることを証明している。案ずるより産むが易しということか。

　

（牧田　司記者　８月７日)

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