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デザイン秀逸 モリモト「自由が丘」早期完売へ

 モリモト「ピアーズコート自由が丘」完成予想図

 

 モリモトのマンションが絶好調だ。今春、三鷹駅前で坪単価約310万円、全119戸の再開発マンション「クレッセント三鷹」をわずか2カ月で完売した勢いそのままに、他の物件も好調な売れ行きを見せている。

 「ピアーズコート自由が丘」もその一つだ。東急東横線自由が丘駅から徒歩13分の、世田谷区等々力5丁目の一角に建設中の4階建て全33戸の規模で、専有面積は約40〜100平方b、坪単価は約350万円。来場者はすでに400件を突破。単価は決して安くはないが、早期完売は間違いない。

 例によって、デザイン・設備仕様のレベルが高いのが特徴だ。

 建築デザイン監修には人気建築家・鈴木エドワード氏を起用。外観はアースカラーのタイルを基調にホワイトのブロックタイルをあしらい、シャープな水平と垂直ラインを演出している。

 インテリアデザインはイタリアのデザイナー、マウロ・リッパリーニ氏が担当。障子をモチーフにしたガラス素材のオリジナル建具を採用しているのをはじめ、ゼブラウッドをふんだんに採用。また、天井高約3.4メートルで、高さ約2.9メートルのハイサッシの住戸も用意。

 首都圏マンション市場は、大手・中堅の販売競争が激化しており、耐震偽装問題をきっかけに総合力で優る大手志向に拍車がかかっている。中堅クラスのマンションは大手と比べ、基本性能や設備仕様、デザインが見劣るものが多い。

 モリモトを中堅と呼ぶには失礼かもしれないが、デザイン面では大手と互角かそれ以上の優れたものを供給している。

 

マウロ・リッパリーニ氏が障子をモチーフにしたガラス素材のオリジナル建具(写真左端)

 

(牧田 司記者 8月9日)