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リブランのエコミックスデザインへの取り組みに拍手、喝采

「エコヴィレッジ北習志野」(完成予想図)

 

「エコヴィレッジ北習志野」 進化する提案

 環境共生に力を入れているリブランのマンション「エコヴィレッジ北習志野」を見学した。京成線・新京成線沿線のマンションを見学している最中に見つけたもので、このマンションを見学するのが目的ではなかったが、早速、現地販売事務所に飛び込んだ。

 新京成線北習志野駅から徒歩6分、船橋市習志野台1丁目の一角で建設中の7階建て全53戸の規模。専有面積は約65〜97平方b、価格は2798万〜4468万円、坪単価140万円というものだ。

 自然の太陽、風、水、緑などを上手にコントロールして快適な住まい環境を創ろうというエコミックスデザイン≠テーマにしたマンションで、平成14年の第一号から20棟目、千葉県では初の供給物件ということだった。

 記者は、これまで同社の環境共生マンションや建売住宅は10棟は見学しており、それらと比べ「ずいぶん進化したな」という印象を受けた。

 屋上緑化やすだれ、緑のカーテンなどを提案しているのは従来と同じだが、クロスには調湿機能がある竹炭クロス、天然和紙畳、無垢材の床、中段がすのこの押入れ、プリーズウィンドウ、ガラリ付き扉など、様々な提案がなされていた。ふすまは上吊型だった。

 帰り際、パンフレットをもらって、「おやっ」と思った。どこかで見たことがある人が載っていたのだ。その人は、同社の初の環境共生型マンション「ザ・ステイツ平和台」の入居者の方で、入居者の声として、エコミックスデザインマンションの快適性について語っていた。石川さんご夫妻と紹介されていた。

 そこで思い出した。業界紙時代の記者が平成14年8月の真夏、インタビューし、記事にもした石川さんご夫妻だったのだ。当時、石川さんの奥さんが「レーザー温度計」なるもので、屋内はもちろん、屋外のあちこちの温度を嬉々として測っていたのを覚えている。

 当時の記事には、「我慢していないのがいい。我慢は長続きしない。自分がいい環境を創れるのが幸せ。外出から帰って、マンションに近づくと涼しさを感じるって最高」という石川さんの奥さんのコメントが載っている。

 あれから4年、石川さんは当時とかわらず「クーラーなしでも快適」な生活を送っていることを確認できた。嬉しいことだ。

 「北習志野」のマンションは価格ありき≠フ相場が形成されているエリアの中では、単価は高い。

 しかし、地球環境を守ろう∞快適なマンション生活を提案しよう≠ニいう同社の哲学・理念は必ずユーザーに受け入れられるはずだ。5月から分譲を開始して、現在約半分が売れているというから、売れ行きは悪くない。同社の取り組みに拍手、喝采を送りたい。

 

(牧田 司記者 11月1日)