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2014/06/20(金) 00:00

ポラス 大手を意識した分譲戸建て「練馬春日町」十分戦える商品企画

投稿者:  牧田司

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「マインドスクェア練馬春日町」

 ポラスグループの中央住宅マインドスクェア事業部が分譲開始した「マインドスクェア練馬春日町」のモデルハウスを見学した。同社の都内城西エリアでの分譲戸建てを見学するのは3件目だが、隣接する公務員宿舎の借景といい商品企画といい、大手デベロッパーの物件と十分戦える商品と見た。

 物件は、都営大江戸線練馬春日町駅から徒歩11分、練馬区田柄3丁目に位置する全12区画。土地面積は100.16~123.49㎡、建物面積は89.7~108.75㎡、価格は6,450万~7,880万円(最多価格帯6,700万円台・6,900万円台)。構造は木造2階建て(2×4工法)。

 現地は、練馬高校、小・中学校に近接し、閑静な住宅街の一角。防衛庁の公務員宿舎に隣接しており、ケヤキ、イチヨウなどの緑の借景に恵まれているのが大きな特徴。同社の物件に隣接して細田工務店も12区画の分譲戸建てを建築中だ。

 外観は、先に見学した「赤塚」と同じ尖塔付きもあるが、全体として同社のこれまでの分譲戸建てにはなかった洗練された都会的デザインになっている。 

 アプローチ・エントランス周りは天然石の石張りやテラス空間を設けゆとりを演出。設備仕様は同社オリジナルのものがふんだんに採用されている。1階の天井高は2.7m、サッシ高は2.2m、リビングドアは親子ドア、玄関ニッチ、突板フローリングなどが標準装備。モデルの1、2号棟には9.5kwhの大容量蓄電池が標準装備されており、他の住棟もオプション設定されている。

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手前は防衛庁の公務員宿舎

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外構

◇       ◆     ◇

 同社の分譲戸建ては数えきれないほど見学してきた。そのほとんどは同社が地盤とする埼玉県や千葉県だ。同社が都内に進出する方針を固めた2年前から、商品企画は十分大手と対抗できると思っていた。全ての分譲戸建てで1階の天井高を2.7m確保しているのは同社だけだ。

 これだけでも十分だが、階段のステップは15段というのも他社は少ないはずだし、最近は少なくなったようだが、メーターモジュールどころか1.2mの階段幅を確保した物件もあった。親子ドアも多く採用している。細かなことでは、タッチレススイッチ、洗面室暖房などもある。

 一つだけ懸念していたのは外観デザインだ。軸組工法でも2×4工法でも、最近の大手デベロッパーはシャープな都会的デザインのものがほとんどだ。同社はどちらかと言えばオレンジ、ベージュなど暖色系を多用した欧風デザインが主流だ。いったい、このようなデザインが都内の準都心部でもユーザーに受け入れられるのかとずっと思っていた。

 同社取締役事業部長・金児正治氏とはこの問題について何度も話し合ってきたが、金児氏は「練馬春日町は大手デベロッパーの分譲戸建てを意識した商品企画にする」と語っていた。記者は間違いなく勝負できると思う。価格もモデルハウスを見学して予想した値段とぴったり一致した。これからの展開に注目したい。

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吹き抜け

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モデルハウス リビング

 

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