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2015/07/30(木) 00:00

大成有楽・三井レジ 狭山ヶ丘でママ支援「ママココロPROJECT」

投稿者:  牧田司

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「グランビュースクエア」完成予想図

 大成有楽不動産と三井不動産レジデンシャルが取り組んでいる、埼玉県所沢市のマンション「グランビュースクエア」の入居者ママ支援プログラム「ママココロPROJECT」の疑似体験イベントを取材した。〝ママが子育てしながら自分育て〟できるマンションを目指す取り組みで、入居後は定期的に開催される予定だ。この日7月30日のテーマは「自分と家族のライフプランニング」。「ままのえん」代表・小林あゆみ氏をファシリテーターに20~30代のママさんが近未来の家族年表をつくった。

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 平成25年9月、安倍総理は、国連演説で「女性にとって働きやすい環境をこしらえ、女性の労働機会、活動の場を充実させることは、今や日本にとって、選択の対象となりません。まさしく、焦眉の課題です」と語った。そして昨年10月、安倍総理を本部長とする「すべての女性が輝く社会づくり本部」を内閣に設置した。

 安倍総理が「焦眉の課題」と語ったように「女性活躍」は待ったなしの課題だ。記者は「女性活躍」を阻むものは何かを探るため、取材を開始することにした。この2年間、その準備に当ててきた。いくつかの本を読み人に話を聞いてきた。女性学の第一人者である上野千鶴子氏が主宰する勉強会にも参加した。

 いよいよキックオフの時が来た。第一弾の取材も来週初めに行う。記事がどのような方向に進むのかは見当もつかないが、現場の生の声を伝えられたらいいと思っている。今回の取材も「女性活躍」の取材の一環だ。

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「ママココロPROJECT」

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 「ママココロPROJECT」もいい取り組みだと思う。「子育て」は全デベロッパーの大きなテーマの一つだし、両社も「子育てマンション」をたくさん供給してきた。

 これまでの取り組みと若干異なるのは、どちらかと言えば従来は共用部分に設置する施設などハードの整備に力がそそがれてきたのに対し、今回はソフトの部分からアプローチする試みだ。

 「自分と家族のライフプランニング」では、家族構成から将来想定される家族のイベント、自分がチャレンジしたいことが、将来の夢などを具体的に書きこむ「家族年表 準備シート」と、向こう25年の年代ごとの計画や両親、こどもの年齢・行事などを書き込む「家族年表」が配布され、参加者はそれに書きこむ作業を行った。

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 記者も年表をもらったので書きこんだ。「チャレンジしたいこと」は「70歳まで働く」と、「将来の夢」は「死ぬまで(人間らしく)美しく生きること」と書いた。ママさんたちとは全然違った。ママさんたちは「ネイルがしたい」「山に登りたい」「海外旅行」だった。

 今回のプログラムの目的である「いつも子どもや家族のために奔走しているママが、少しだけでも自分のための時間をもち、自分自身に目を向けてみる。それがママのポテンシャル(能力)を発見し、育てるための、大きな一歩になる」を実践するには、やはり男性の働き方、社会のありようを変えないといけないと記者は思う。

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 物件は、西武池袋線狭山ヶ丘駅から徒歩6分、所沢市東狭山ヶ丘2丁目に位置する12階建て全235戸。専有面積は70.11~88.26㎡。坪単価は140万円。竣工予定は平成28年8月上旬。施工は長谷工コーポレーション。現地は財務省の官舎跡地。
 先月から第1期の55戸の分譲が始まっており、これまで35戸に申し込みがある。食洗機が標準装備。仕様レベルはとても坪140万円とは思えないくらい高い。これほど単価が安い物件は、昨年見学した「高根公団」くらいしか記者はしらない。所沢駅圏でこれから分譲される物件は坪200万円を突破する。

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エントランス

 

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