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2016/07/30(土) 00:00

新日鉄興和不 オーダーメードシステム開発 第一弾「中野坂上」で分譲

投稿者:  牧田司

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「リビオ中野坂上パークフロント」完成予想図

 新日鉄興和不動産は7月30日、水回りの形状変更や収納の増設・拡張・撤去にも無償で対応するオーダーメードシステム「ONE MORE TAILORED(ワン・モア・テーラード)」を導入した第1弾「リビオ中野坂上パークフロント」のモデルルームをオープンする。

 物件は、東京メトロ丸ノ内線・都営大江戸線中野坂上駅から徒歩8分、中野区中央2丁目に位置する9階建て全27戸(うち非分譲4戸)。専有面積は33.83~81.53㎡、予定価格は3,600万円台~8,900万円台(最多価格帯4,300万円台、6,700万円台)、坪単価は350万円。竣工予定は2017年9月上旬。施工は松井建設。販売代理は野村不動産アーバンネット。

 オーダーメードシステムは三井デザインテックと共同で開発したもので、三井デザインテックが実施した直近3年における都心高額物件を対象とした設計変更データの分析では、約半数の住戸が既存のメニュープランに満足できず、基本プランに縛られない間取りを希望しており、特にキッチンスペースと収納に対する変更ニーズが高いことが分かった。

 また、現在販売中の「リビオ目黒ザ・プレイス」(2016年11月竣工予定)の購入者に対して行った仕様設備に関する調査結果でも、多くの分譲マンションで標準装備されている仕様設備と購入者のニーズとの間に差が生じていることが浮き彫りになった。

 同社は2011年に業界最多の500通り以上の間取り、100種類以上の設備を組み合わせたパターンオーダーシステム「ワンズシステム」を開発。これまで7物件で導入しており、システム未導入物件と比較して高い契約率を示している。

 こうした経緯を踏まえ、従来の「ワンズシステム」で選べる組み合わせはそのままに、すべてのメニューを無償で自由に選択できるオーダーメードシステムとして新規開発した。

 今後、同システムを導入したマンションの開発を継続的に行っていく。

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 モデルルームを見学した。天然石の廊下の床、フィオレストーンのキッチン天板、食洗機など16カ所にわたってグレードアップ仕様となっており、最大50万円相当分をセレクトできるようになっていた。このほか、収納の増設や撤去、形状変更などは無償になっている。

 坪単価は360万円くらいかと思っていたが、350万円に抑制されている。同じ中野坂上駅圏や近隣各区の物件と比べても20~30万円以上低い。敷地南側は道路を挟んで緑道と公園になっている。

 

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