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2023/05/12(金) 12:25

三菱地所 2023年3月期 売上高・営業利益・純利益が過去最高 海外けん引

投稿者:  牧田司

三菱地所は511日、20233月期決算を発表。売上高13,778億円(前期比2.1%増)、営業利益2,967億円(同6.4%増)、経常利益2,718億円(同7.1%増)、純利益1,653億円(同6.6%増)となった。海外のキャピタルゲインが利益を牽引し、売上高・営業利益・純利益は過去最高を更新した。

コマーシャル不動産事業は、売上高7,774億円(前期比167億円増)、営業利益は1,888億円(同10億円減)。オフィスビルは「常盤橋タワー(TOKYO TORCH 東京駅前常盤橋プロジェクトA棟)」の通期稼働による増収があった一方で、前期に計上した既存ビルなどの一時的な収入の反動減により減収。20233月末の空室率は3.73%(前期末3.29%)。商業施設やホテルは増収となった。

住宅事業は売上高3,464億円(前期比345億円減)、営業利益350億円(同48億円増)。国内分譲マンション事業は、一戸当たりの販売単価は前期6,971万円から7,076万円に上昇したものの、計上戸数は前期3,046戸から1,596戸へほぼ半減したことから売上高は1,129億円(前期は2,123億円)へ減少した。粗利益率は26.1%(前期比3.6ポイントアップ)、完成在庫は61戸(前期は62戸)、今期計上予定額の78.3%を契約済み。注文住宅の売上高は382億円(前期比1.7%減)となった。

海外事業は売上高1,761億円(同45.3%増)、営業利益は894億円(同335億円増)。アジアで減収となったが、米国、欧州が大幅増収となった。

20243月期は売上高14,690億円(前期比6.6%増)、営業利益2,640億円(同11.0%減)、経常利益2,320億円(同14.6%減)、純利益1,660億円(同0.4%増)を見込む。

配当は23/338円(前期比2円増配)、24/340円(同2円増配)と3期連続で過去最高を更新する見込み。

 

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