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2024/01/02(火) 10:30

倒壊した5階建て(7階建てか)ビル含む約3割の建築物が旧耐震 石川県

投稿者:  牧田司

 北國新聞は1月1日20時30分、令和6年1月1日16時10分に発生した最大震度7の令和6年能登半島地震によって「輪島市内で大規模な火災が発生し、中心部の河井町では輪島塗の五島屋のビルが横倒しとなった。中に人が取り残されているとの情報がある」と報じた。

 五島屋のホームページによると、創業は大正13年(1924年)で、「昭和47年(1972年)地上7階地下1階(現在地下は埋設)工場兼店舗の社屋建設」とある。

 昭和56年(1981年)6月1日施行の新耐震基準以前なので、いわゆる旧耐震基準によって建設されたものと推測される。(耐震補強が行われているかどうかは不明)。

 石川県県ホームページには、平成25年(2013年)現在、県内の住宅戸数439,900戸の約32%(139,000 戸)、多数の者が利用する建築物では、総数約5,500棟の約36%(1,959 棟)が旧耐震(昭和56年以前)の建築物で、同県では平成37年度(2025年度)までに住宅は95%、多数の者が利用する建築物は95%の耐震化を目標としている。

 また、「平成19年3月25日午前9時41分、最大震度6強の能登半島地震が発生し、約700棟の住宅が全壊し、2,600人を超える人が避難所生活を余儀なくされました」とあるが、今回の地震は最大震度7なので、被害の拡大が心配される。

 

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