RBAタイムズHOME > 2004年6月〜9月 > ニュース
グループストック全面に出しネット販促
大京住宅流通(7月8日)

 大京住宅流通は、大京の既存ストックからの仲介の拡大を狙った、ホームページでの販促を展開する。

 同社はもともと、大京物件の仲介シェアが圧倒的に高いが、単なる買いユーザー集客だけにとどまらず、物件収集、賃貸ユーザー募集、新築販売とリンクさせて相乗効果を狙うもの。

 大京のマンションは、これまで約5800棟・28万戸が供給されている。 7月中 に予定されているホームページのリニューアルで、こうしたライオンズマンションストックのうちおよそ5000棟をめどに、写真入りで掲載する。先ず、売買についてスタート、その後賃貸物件をスタート。各物件写真には、売り物件が出ているか、賃貸物件が出ているかが表示され、購入・賃貸希望ユーザーは、そこから問い合わせすることができる。

 また、売り物件・賃貸物件が出ていない物件では、あらかじめ購入・賃貸希望を伝えると、「予約」することができ、営業マンがその物件への物件収集営業を行い、確実に成約に結び付けていく。ユーザーには、希望物件情報だけではなく、希望物件周辺の大京の新築マンション情報も併せて紹介し、相乗効果を狙っていく。

 なお、同社の平成15年度における、インターネット経由の仲介実績は、901戸(前年度比4%増)、手数料収入9億3604万円(同6%増)。全仲介実績に占める割合は、件数ベース・手数料ベースとも 約15% だ。

 今回のホームページリニューアルは、大京グループの販促戦略ではあるが、供給戸数で常にナンバー 1 を走ってきた大京マンションの歴史をひも解くイベントでもある。

(福岡伸一記者)