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2019/01/11(金) 22:33

消費増税の駆け込み・反動減撲滅へ プレハブ建築協会・芳井会長 2019年賀詞交歓会

投稿者:  牧田司

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芳井氏

 プレハブ建築協会(会長:芳井敬一大和ハウス工業社長)は1月11日、2019年新年賀詞交換会を行った。約530名が参加した。( )内は記者

 冒頭、挨拶に立った芳井会長は「昨年の漢字一文字は『災』いでしたが、その心は2019年には福がたくさん来ると聞いております」と切り出し、「福の多い年に当たり3つのことをお話ししたい」と次のように語った。

 「まず、1つ目は使命と約束です。昨年は災いが多い年でした。大阪北部地震、7月の西日本豪雨、北海道の胆振東部地震などです。私どもは7月の豪雨では、岡山県、広島県、愛媛県からの応急仮設住宅建設の要請を受けて348戸の仮設住宅を建設させていただき、胆振東部地震では208戸の仮設住宅と福祉型144床を年内にお引渡しすることができました。今後も予測される大規模災害にしっかり準備していく」と、同協会の使命を果たすことを約束した。

 さらに、「2つ目は 感謝と(決意)です。消費増税については、われわれのお願いをほぼ聞いていただいた。感謝申し上げる。今後は、われわれがお客さまにしっかり説明し、以前経験した駆け込みとか反動減を撲滅していいきたい」と話した。

 そして3つ目として、建て替えとリフォームを車の「両輪」にたとえ、良質なストック型の社会の実現に向け取り組んでいくと強調した。

 最後に、「2019年は平成最後の年、あと4カ月新しい元号が始まります。高齢化社会や人口減少など様々な問題にしっかり真正面から向き合い、問題解決に少しでも役立てるようにする」と締めくくった。

 来賓として挨拶した石井 啓一国土交通大臣は、同協会の被災地支援の応急仮設住宅の建設に謝意を示し、消費増税対策では3年間の住宅ローン減税の延長策など、経済に影響を及ぼすことのない対策を講じたことを語ったうえ、「今後、人口減少・少子高齢化が急速に進展し、空き家のさらなる増大が見込まれている。多様なニーズ・ライフステージに対応し、新築・既存住宅を問わず将来的価値を見据えた高い住宅供給が必要」とし、「長期優良住宅やZEHなど高いレベルの住宅供給を促進するとともに、既存ストックを有効に活用する観点から消費者が安心して購入できる安心R住宅の普及、既存住宅の流通、リフォーム市場の拡大に取り組み、国民が真に豊かさを実感できる安全・安心で魅力ある住生活が実現できるよう取り組んでいく」と述べた。

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石井国交相

◇       ◆     ◇

 記者は他の取材もあり、芳井会長と石井国交相の挨拶だけを聞いて退出した。芳井会長の挨拶でもっとも印象深かったのは、消費増税に伴う駆け込みと、その反動減を撲滅すると強く語ったことだ。「決意」を( )書きにしたのは、その言葉がよく聞き取れなかったからだが、文脈からしてそう解するのが適当だと判断して書いた。誤っていたら後ほど訂正する。「撲滅、なくしたい」と語ったのは間違いない。芳井会長には大阪弁を期待したのだが、全然出なかった。

 これについては昨日も書いたので省略する。消費増税のたびに駆け込みとか反動減とかが問題にされる。もうそんなことが起きないようにしていただきたい。

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新年賀詞交換会(アルカディア市ヶ谷で)

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