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2024/01/13(土) 12:05

越年しても発表されないSBIアルヒ「本当に住みやすい街大賞」なぜか

投稿者:  牧田司

 毎年年末になると発表されていたSBIアルヒの「本当に住みやすい街大賞」が年を越した現時点で2024年版が発表されていない。記者は、どうして発表しないのか昨年末にメールで質問しているのだが、いまだに回答がないので記事化することにした。

 どこが何を企画しようが勝手だが、れっきとしたプライム市場上場会社の、しかも国民生活の基本である住宅ローンを扱う金融会社が、ローン利用者のビッグデータの存在を匂わせ、著名な住宅評論家やタレントを起用し、メディアを招いて大々的な発表会まで開いてきたのに、だんまりを決めているのはいかがなものか。釈然としない。客観的な裏付けなどないのに、面白半分に取り上げてきたメディアの責任も問いたい。

 「大賞」を発表しないのは、同社は一昨年末にSBIホールディングスの子会社になり、親会社の意向もあるからだと思うが、それならそれできちんと説明すべきだ。〝価格の暴騰でどこも住みにくい〟とでも発表したら圧倒的な反響を呼ぶが、そんなはずはない。

 記者は、マンション購入検討者をミスリードするものだと、この「大賞」をこれまで何度も批判してきた。「本当に住みやすい街」などどこにもないし〝住めば都〟だ。マンション購入検討者が〝ここが一番〟と決めたことが正解となることを祈りたい。

 固定金利のフラット35の市場占有率がトップクラスの同社は、固定金利と変動金利の金利差拡大の影響を受け厳しい経営環境が続いており、今年1月には社名をアルヒから現社名のSBIアルヒに変更した。今後はSBI傘下の新生銀行グループや住信SBIネット銀行などと連携を強化し、変動金利商品の拡大を目指している。

 同社の2024年3月期の通期予想は営業収益210億円(前期比7.1%減)、当期利益20.5億円(同26.8%減)。

住宅取得環境の厳しさ反映 アルヒ「本当に住みやすい街大賞」(2022/12/21)

 

 

 

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