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2014/03/03(月) 23:39

三菱地所レジデンス「ザ・パークハウス晴海タワーズ クロノレジデンス」完成

投稿者:  牧田司

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「ザ・パークハウス晴海タワーズ クロノレジデンス」

 三菱地所レジデンスは3月3日、中央区晴海の大規模タワーマンション「ザ・パークハウス晴海タワーズ クロノレジデンス」が竣工したのに伴い竣工見学会を報道陣向けに行なった。全883戸のうちモデルルームとして使用していた3戸を除く880戸が完売しており、これからは隣接する「ザ・パークハウス晴海タワーズ ティアロレジデンス」(861戸)を本格的に分譲する。

 物件概要などについてはこれまで何回も書いてきたのでそちらを参照していただきたいが、予想していた通りレベルの高いマンションだ。

 記者がもっとも注目していた世界的な建築家リチャード・マイヤー氏による外構は、まだ完成したばかりだったので完成形にはほど遠かったが、エントランス部分の池などはさすがだ。

 プロの料理人の総合監修によるキッチン&パーティースタジオやキッズルーム、フィットネスルーム& ゴルフレンジ、ゲストルームなどの共用部分も充実している。約50㎡のゲストルーム(スイート)は1泊3,500円だが、「宿泊料」として徴収すると旅館業法に抵触するので、リネン料金として徴収するのだという(これまで取材してきたマンションはすべて宿泊料ではなかったか)。防災備蓄倉庫は50㎡くらいある広さで、自転車、リヤカーなども備えられていた。各フロアに防災倉庫も併設されている。

 モデルルーム住戸は南向き74㎡で6,688万円(坪単価299万円)。最上階の特別仕様の81㎡が7,998万円(坪単価326万円)。全体の平均坪単価は275万円。

 「ティアロレジデンス」は120戸が成約済み。今後分譲する価格については明らかにされなかった。

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マンションエントランス部分の外構(左)と隣接する建設中のマンション(その奥が豊洲)

◇     ◆   ◇

 このマンションが分譲される前、記者は坪単価は300万円をはるかに突破すると見ていたが、2016年のオリンピック招致に失敗、物件のナビゲーターに起用されたプロゴルファー石川遼選手がその直後から勝てなくなり、そして東日本大震災に見舞われたことなどが重なり、単価は結局275万円に落ち着いた。

 2020年のオリンピック誘致が決まったことで人気を取り戻すのは必至だが、いったいいくらになるか。同じ晴海地区の大規模ツインタワーマンション住友不動産「ドゥ・トゥールキャナル&スパ」も現段階では価格は公表されていない。

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エントランスホール

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 三菱地所レジデンスのマンションの隣接地では三井不動産レジデンシャルが大規模マンションを予定しているが、こちらは詳細が決まっていない。対岸の「ららぽーと豊洲」まで直線で500mくらいだそうで、関係者からは「三井さんは橋を造るのではないか」という冗談が飛び交った。

 橋はともかく、往復する船の運航はあり得ない話ではないと思う。住民はもちろん、都もそれこそ「渡りに船」ではないか。実現したらマンションの単価を大幅に引き上げる要因になる。

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防災備蓄倉庫

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