第30回RBA野球大会日曜ブロック予選3日目が7月8日(日)、三郷サンケイグラウンドで7試合が行われる。例によって記者の〝どっちも勝って〟予想。( )内の⇒印は1、2回戦の戦いぶりを考慮した修正。
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東京建物(84⇒84.5)-三菱地所リアル(82⇒83)
レーティング差はわずか1.5。ミスが明暗を分ける。東建は河越が絶好調。打でも前試合で2発を放った。無駄な四死球が気になるが、地所リアル打線なら最少失点に抑えるはずだ。打線はやや迫力に欠けるが、ロースコアになるのは必至だけに機動力を生かしたい(ないか)。守りはよくなっているようだ。前試合はノーエラーというのが信じられない。勝てば決勝T。ガチガチになり、足がすくみ、腰くだけとなる事態も予想したい。
地所リアルは誰が投げるのか。3連勝を狙うならプーチン寺田だろうが、肩痛を抱えており次戦以降を見据えて登板回避もありそうだ。
岡野監督は三井不動産に勝利して「隠し玉がある。ベストメンバーで臨む」と語ったが、にわかには信じがたい。玉はすべて撃ち尽くしたはずだ。投手次第で惨敗もありうる。
三井不動産レジデンシャル(90⇒88)-三井不動産(86)
〝死のグループ〟と書いたが、まさか前回の優勝戦と同じカードになるとは夢にも思わなかった。負ければ予選敗退。ここは骨肉の争いになるか。
レーティングは三井が下回るが、ベストメンバーで臨めば三井レジとは互角以上。必勝を期して相澤が投げるか。三井レジは勝ちに行くならエース吉田以外にない。他では惨敗もありうる。
と予想したが、そうはならない。前大会で優勝しているだけに、ここは三井レジが三井に勝ちを譲ることもありうる。よって、修復不可能、永代にわたり遺恨となり、売上にも影響を及ぼすような試合にはならないと読んだ。細井監督と渡辺監督はすでに手を握っているはずだ。家庭の事情で三井レジは欠場することも否定できない。
よしんば対決しても、三井レジの吉田は投げず、三井の相澤も欠場。仲良しこよしの身内同士のおままごとかお医者さんごっこのような大凡戦となるはずだ。個人的には三井の川崎の先発に期待したいが…。
安田不動産(72)-鹿島建設(84.5⇒85)
鹿島が優勢。遠藤投手が絶好調。力で押し切るはずだ。わが三重県出身の服部は前試合で3三振を喫した。このままだとベンチか。奮起期待。桑山は期待通り。
安田は投手がいない。森は3回まで。小久保が投げられればそこそこ戦えるが…。J.J.藤岡に期待しよう。
野村不動産(80⇒83)-青山メインランド(84)
野村不動産が元気だ。レーティングを大幅にひはあげた。だが、ここは経験が豊富な青山メインランドがやや優勢。小松崎は調子がよさそうだ。打線も好調とみた。
野村は、下手投げの小松崎を攻略できるかどうか。これまで下手投げ投手とは対戦したことがないはずだ。タイミングを外されたらどうしようもなくなる。
三井不動産レジリース(80)-JR西日本プロパティーズ(85)
Jプロがやや優勢。重工神戸から〝補強〟した44歳山本は前試合で猛打賞。まぐれでなければ怖い存在だ。打線は好調を維持している。
三井レジリースは、必勝を期してエース佐藤か。それとも元ヤクルトの土肥投手か。土肥が軟式に慣れていれば勝敗は逆転する。Jプロ打線をきりきり舞いさせるか。
サンフロンティア不動産(82.5⇒83)-旭化成リフォーム(85⇒85.5)
投打のバランスがよくなった旭化成リフォームがやや優勢と見たが、サンフロ三村の調子もよさそうで、逆転もありうると見た。
旭化成の森投手は強打のタイセイ打線を3失点に抑え、メドがついた。ここも結城への継投が決まるか。打線は旭化成ホームズから移籍した木下は出場するのか。
サンフロは三村の肩にすべてがかかる。前回通りのピッチングをすれば最少失点に抑えられる。打線は末次がチームを引っ張る展開に持ち込めればチャンスあり。
ミサワホーム(84⇒82)-タイセイ・ハウジー(87⇒86.5)
タイセイ・ハウジーが優勢。前試合は野呂兄が投げたが、ここはエース高橋か。野呂弟は軟式にまだ慣れておらず、グラウンド状態もよくなるとは思えず割引。
ミサワは鉄人大野が引退を表明した。誰が投げるのか。山梨の若手が出場すれば一泡吹かせる展開に持ち込めるが…。