〝最後まで絶対あきらめんぞ〟という岩島もさすが疲れたか目がうつろ
伊藤忠ハウジング(85.5⇒82.5) 12-13 リスト(84⇒82.7)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
伊藤忠ハウジング | 0 | 0 | 8 | 4 | 0 | 12 | ||||
リスト | 2 | 0 | 0 | 1 | 10X | 13 |
(時間切れ)
〝投手、オレ〟と言ってほしかった倉持さん(中央)。右は舟山、左は田中
リストが最終回、1イニング10点を挙げ、大会史上初の9点差を跳ね返す逆転サヨナラ勝ち。岩島がこの日2本目となるサヨナラ本塁打を放った。敗れた伊藤忠ハウジング面高監督は「監督を辞任する。負けたらそうしようと決めていた」と爆弾発言。
4回を終わって3-12と9点差をつけられた敗色濃厚のリストは5回、この回先頭の2番大木が四球を選び、敵も味方も誰もが予想すらしなかった大逆転ドラマが始まった。そのあと4者連続四死球で2点を返し、続く7番鈴木が2塁打してその差5点。8番杉田は三振して1死となるが、9番井澤が2点適時打を放ち3点差に迫ると、1番田口が死球を選んだあと、2番大木が3ランを放ち同点。続く岩島がサヨナラ弾を放った。
先発の岩島はコントロールが定まらず、3回途中6失点で降板。66歳の倉持監督の「岩島、踏ん張ってくれ、ここで舟山は厳しい。もうひと踏ん張り。頑張れ。岩島」の絶叫は空しく響いた。代わった舟山も抑えられず失点を重ね、4回にも決定的な4点を献上し、この段階で10点差。敗戦は避けられない展開となった。倉持監督は「俺だったら3回は投げられる」と自棄気味につぶやいた。
試合後はそそくさと球場を後にした。
伊藤忠ハウジングは屈辱的な大逆転負け。2点を追う3回、この回先頭の2番小出から1つの敵失を挟み7番の瀬戸まで4つの四死球を選び逆転すると、8番福沢の満塁弾と1番大倉の本塁打などで一挙8点を挙げた。4回にも6番吉田、瀬戸、福澤、大倉の安打などで4点を追加して引き離した。
投手は福澤-上野-福澤と繋いだが、みんなスタミナを使い果たしていた。
ヒーローになり損ねた福澤
以下、2ランを放った大倉のパフォーマンス
〝大倉、ここはプールじゃないぞ。雨も降ってないぞ〟
顔まで泥だらけ
〇岩島 全員最後まであきらめていなかった
〇舟山 次? ダメ
●面高監督 オレ(監督を)辞める。杉山に譲る。負けたらそうしようと決めていた(面高さん、気持ちは分かる。投手を用意しなかったあなたの采配ミス。この酷暑では3回が限度。投手はDHにすべき。しかし、梨田さんじゃあるまいし、せめてベスト8まで勝ち進んで引退してほしい。三井リアルの安西監督は〝清水談〟によってムードを一新させた。名物監督のあなたは辞めるべきではない。就寝(これはパソコンが悪い。終身だ)監督として頑張れ。記者は来年古希だぞ。あなたははなたれ小僧にもならない)
●杉山 腰痛がひどくて(この日は私服で応援)
●福澤 城西大です(チーム6人目の城西大出身者)
「岩島、踏ん張ってくれ」声を絞り出す倉持監督(倉持さんはやさしい)