旭化成ホームズ(93) 6-1 ミニミニ(79⇒84)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
旭化成ホームズ | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 6 | ||
ミニミニ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 |
王者・旭化成ホームズが快勝。10人野球でもきっちり役割を果たし、先頭の橋本を除いたDH今野を含む8人が12安打を放った。平山が3安打1失点完投。ミニミニは完敗。完全試合男の菅井は初回に安打を許し、毎回のように走者を許した。
旭化成は初回、2番渡辺が安打し、3番北寒寺が四球、4番松井が内野安打で満塁とすると、5番原田の内野ゴロで1点。2回には1死から8番佐藤と9番今野の長短打で2、3塁とすると1番橋本がきっちり犠飛を放ち1点追加。6回にはこの回先頭の5番原田以下、6番久保田、7番倉富の3連打に四死球2つを挟み渡辺の適時打で一挙4点を奪い試合を決めた。
平山は7回を省エネ投球。95球を投げ、被安打3、奪三振6、与四死球1、失点1の完投。
ミニミニは6回、1死から1番池永と2番平山の連打で1点還すのがやっと。
菅井投手は99球を投げ、被安打12、奪三振6、与四死球3の6失点。
〇今野 初めてのDH。(ヒットは)ポテンヒット
〇ナイン いい投手(相手の菅井をほめたが、弱点もしっかり掴んだようだ)
王者の強さの秘密を見た 完璧のデータ
記事は旭化成ホームズのスコアラーから送ってもらった手書きではなくスマホによると思われるスコアをもとに書いた。この種の機器があることは知っていたが、ボールカウントも含め完璧にデータ化されていた。
注目したのは初回の攻撃だ。先頭の橋本は三振に倒れたが、7球を投げさせ、2番の渡辺は初球を安打した。続く北寒寺は四球を選んだが、やはり6球投げさせ、松井も6球投げさせた。
その後は初球を打つなど一見淡白な攻めとも思われるが、相手の狙い球を絞っているのかもしれない。今野も追加点のほしい6回には6球粘って四球で出塁した。
一方の平山は相手の3番小田には神経を使ったのか、3打席で20球を要している。小田を除く打者1打席当たり3.6球しか投げていない。小田を含めても4.0球だ。彼我の力関係をしっかり把握できているからこそできる芸当と見た。
打たせて取る-これもまた今野がいつも取っている投球法だ。倉富捕手も相手の打力を完全に把握していたのは間違いない。
選手は今野を含め10人しかいなかったはずだが、誰がスコアを付けたのか。女性がいたのか。全然気が付かなかった。それとも自動的に記録できるIT機器があるのか。