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2018/07/25(水) 13:13

生と死を賭した最後の戦い 日曜ブロック予選5日目 〝勝って〟予想

 第30回RBA野球大会日曜ブロック予選5日目が7月29日(日)、三郷サンケイグラウンドで5試合が行われる。勝者が決勝T進出を決め、敗者は予選敗退となる生と死を賭す激闘が繰り広げられるのは必至。記者の〝どっちも勝って〟予想。( )内の数字はレーティング。⇒印は前試合の戦いぶりを考慮した修正。

 天気予報によると、29日のさいたま市は曇り時々雨で、気温は31度(熊谷)。昨日、気象庁が緊急記者会見を開き、連日の猛暑を「命の危険がある暑さ。一つの災害と認識している」とし異例の発表を行った。当日は幾分過ごしやすくなる模様だが、三郷は遮るものがない。万全の猛暑対策を行い臨んでいただきたい。猛暑対策が勝敗のカギを握るかもしれない。

 そして、下手をすると死をも差し招かない砂塵舞う地獄の酷熱の中に身を投じるRBA野球選手に、次のアランの箴言を捧げる。アランは言う。「幸福になるには、自分に楽観主義になるという誓いを立てるのだ」

 運動選手の練習が報酬を得るのが目的だったとしても、やがてそれとは別の報酬を受け取ることになる。つまり、自分の技術を高めて、困難を克服することを通して、自分自身の決断で勝ち取る報酬である。怠け者にはまったく想像もできないであろう。彼らの目に見えるものといえば苦しみと現実に与えられる報酬だけなのだから。

 しかし運動選手は、前日の練習で気分を高められ、次の日にも進んで練習に取り組み、自分の意志と力に喜びを見出していく。

 こうして練習がこの上ない快楽になっていく。しかし怠け者にはそれが理解できない。もし噂や過去の経験から練習の快楽を知っていたとしても、もうそんなことは信じられなくなっている。だから楽しみの期待はつねに裏切られ、退屈が訪れる。(164~165ページ)

 そもそも人間には自分以外には敵はほとんどいないのである。誤った考えや、なんの得にもならない恐怖を抱くことで、人間は自分を最大の敵にしているのである。自分自身にたいして落胆させるような言葉を投げかけるだけで。「あなたの運を決めるのは、あなた自身だ」と人に言ってあげるだけで、10フランの価値に値する忠告となる。(238ページ)

「今こそ名著 幸福論 くじけない楽観主義 アラン」(住友進・訳 日本能率協会マネジメントセンター)より

三菱地所リアル(83⇒84)-鹿島建設(85⇒86)

 鹿島がやや優勢。初戦で対決しており、地所リアルがプーチン寺田の奮闘で勝利しているが、鹿島のエース遠藤は欠場していた。今回は遠藤が先発するのは間違いない。体調もよさそうで、若さで押し切るか。名大卒の新人・桑山の加入も大きい。わが三重出身の服部の活躍に期待したいが…。Y高野球部出身じゃやはり多くは望めないか。

 地所リアルは必勝態勢だ。初戦で鹿島を倒し勢いが付いた。肩痛を抱えるプーチン寺田は前試合投げておらず、万全の態勢で臨むはずだ。

 カギは打線が握る。橋本が元気だ。この酷暑をもろともしない元気はどこから湧き出るのか。橋本がチームを引っ張る展開になったら勝機は生まれる。岡野監督の奇策が飛び出すかもしれない。

三井不動産レジサービス(78⇒79)-ポラスグループ(81)

 ポラスがやや優勢と見たが逆転の目も十分。このカードも初戦で対決しており、ポラスが辛勝している。エース折笠が死力と体力と気力を振り絞って相手を抑えるか。問題は初戦で活躍したアラフィフトリオがこの暑さに対処できるかという点だ。どうも若手に窮地を救う生きのいい打者がいそうもない。となると大ピンチ。

 三井レジサービスは前試合で僚友の三井レジリースに大敗した。門井は通用しなかったようだ。初戦で投げた井上も大量失点した。誰が投げるのか。誰が投げても失点は防げないから、ここは消耗戦に持ち込みたい。相手はアラフィフだ。若さと体力ははるかに勝るはず。勝算はある。

三井不動産レジリース(86)-東急不動産(75⇒78)

 三井レジリースが優勢。前試合で元ヤクルトの土肥(どひ)がヴェールを脱いだ。初回しか見ていないが、どうも力半分も出していないようだ。ストレートはシュート回転し内を抉った。これは打たれない。変化球も投げたが、制球力はいま一つだった。見た限りでは佐藤のほうが上ではないか。ここは佐藤の先発も十分ありそうだ。もちろん継投もある。佐藤が先か土肥が先か。

 東急はここまで大健闘。48歳の谷口が信じられない頑張りを見せている。さすが中1週でまた投げるのは酷…しかし、他に投げられる投手がいない。

 打線の奮起に期待したい。谷口を協力に援護できる打者はいないのか。津島も望月も樽本も情けない。48歳と45歳の潮田が目立つようでどうする。わが泰道はどうした。

 この前見た「芦屋」は最高によかった。その片鱗を野球でも見せてほしい。

サンフロンティア不動産(83⇒84)-メイクス(82⇒80)

 サンフロが優勢。前試合は立和田の好投で清水に善戦した。ここは三村が先発するか。末次、川添らの打線も好調。相手を蹴散らすか。

 メイクスは化けの皮がはがれた。上武大卒の145キロを投げるという橋本は前試合で9与四死球。確かに千葉英を三振に斬って取ったように球は速い。しかし、ストライクゾーンに球が入らないのだから、試合にならない。

 もう吉田に頼るしかない。吉田が投げれば最少失点に抑えるかもしれない。しかし、サンフロの強力打線を抑えられるか…。

タイセイ・ハウジー(86.5)-日本駐車場開発(78⇒81)

 タイセイが優勢。エース高橋はこの日(25日)も不動産健保大会の試合で投げているはずでさすがに1週間に3登板はきつい。ここは野呂兄の登板もありそうで、千葉英も2回くらいは投げられそうだ。打線は絶好調。花井が欠けた穴を志田が十二分に埋めている。野呂弟は重症。誰か打ち方を指南する選手はいないのか。

 日駐は本当に選手が揃わなかったのか、ここに照準を定めていたのか。後者であれば、石郷岡が必勝態勢で投げるはず。石郷岡が投げれば、強打のタイセイ打線を最少失点に抑えるはずだ。打線が奮起すれば大番狂わせもあるが…。

 

 

 

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