RBA OFFICIAL
 
2018/09/10(月) 16:22

決勝T12日開幕 どっちも〝勝って〟予想 水曜ブロック

 第30回RBA野球大会水曜ブロック決勝トーナメント1日目8試合が9月12日(水)、大宮健保グラウンドで行われる。記者の〝どっちも勝って〟予想。( )内の数字は記者のレーティングで、矢印は前回からの変更。

◇       ◆     ◇

エイブル(86)-三井不動産リアルティ(84⇒86)

 大接戦。レーティングに差をつけようと必死で考えたが、結論が出ない。タイブレークに持ち込まれる可能性もあると見た。

 エイブルの新エース小笠原は本来の力を発揮すれば、三井リアル打線を完璧に抑えるか、失点しても2~3点だろう。鍵は打線が握る。エイブル首脳陣は記者が〝貧打戦〟と攻撃しているのに反発するが、今年の予選で大量得点したのは相手に恵まれたから。調子がいま一つだったトラバース平野投手から1点も取れなかった。核となってチームを引っ張る選手が出現しないとドーム進出は厳しい。

 三井リアルは、そのトラバースを破った。4連勝は本物と見た。すい星のごとく現れた新人山口投手が踏ん張った。

 力で牛耳るタイプではないので、ある程度の失点はありそうで、エイブルと同様、打線が小笠原を攻略できるかどうかにかかっている。このチームは〝火事場のバカ力〟を出すことがある。いけいけムードで一気呵成に攻め、小笠原をパニック状態に陥れれば勝機は高まる。

オークラヤ住宅(82.5⇒83.5)-ナイス(83)

 これまた大激戦必至だ。オークラヤ加藤投手の調子がよければ手が付けられないので、0.5だけレーティングを上位としたが、加藤は案外なところもある。吉が出るか凶が出るか。加瀬新監督になり若返りも図れている。

 ナイスは誰が投げるのか。山本は肩痛を抱えているが、間隔が開いており投げられる状態に戻っていれば、3回は抑える。あとは誰につなぐかだ。打線は断酒中の主砲横澤がチームを引っ張れるかどうか。禁断症状を呈していないのか。村尾にも期待がかかる。

タウングループ(84.5⇒85)-東急リバブル(86)

 難解な一戦だ。過去に対戦したことがあるのかどうか、タウングループの高坂監督が強気な発言をした。日大三高のマー君世代、市立船橋の硬式経験者、日体大荏原の軟式で全国大会に出場した選手も補強したようだ。「坂本が打たれたらしようがない」とも話したように、坂本がどこまで踏ん張れるか。

 リバブルは無傷の3連勝でシード権を獲得した。これは自信につながっているはずだ。エース坪井はこの2年間で負けたのは1度のみ。コントロールがよくなってきており、安定感は抜群。破壊力がある〝岡住二世〟の新人奥住は出場するのかどうか。

三菱地所ハウスネット(82.7⇒83)-ミサワホーム東京(85)

 実績豊富なミサワホーム東京を上位と見たが、レーティング差ほどの力量差はないかもしれない。ハウスネットの強さは本物かどうか読み切れないからだ。積水ハウス神奈川、スターツ、タウングループ戦は神がかり的な逆転劇を演じたかと思えば、オープンハウスには手も足も出なかった。

 だれが投げるのかも分からない。佐藤監督は「国士舘出身の投手は一度も投げていない」と揺さぶりをかけたが、一方で「森はヘルニアで今季絶望、宅建未取得者も…」と弱音も吐いた。

 ミサワはエース古市の調子次第。速球派から技巧派への転身もうまく図れている。創価大の2年後輩の下村との対決も見ものだ。下村が速球狙いに的を絞れば古市の術中にはまる。古市は欲を出してストレートで抑えようとはしないはずだ。それを下村が読んだら…。少なくとも3度は対決する。

一条工務店(85.5)-オープンハウス(87)

 オープンハウスが優勢。野球部創設20周年の今年は〝やる気〟十分。エース川崎なら一条打線をきりきり舞いさせるか。打線は口ほどもないが、2点取れば安全圏。

 とはいえ、一条にも可能性がないわけではない。池本投手はオープンハウス打線をほぼ完ぺきに抑えそうで、川崎がなめてかかってくれば思う壺。失うものはない。当たって砕けろだ。

パナソニックホームズ(79⇒81)-トラバース(89⇒91)

 トラバースが優勢。肩痛を抱えるエース平野は登板回避か。代わって投げるのは元西武の林崎か。やはり元西武の前川はないのか、G.G.佐藤もあるかもしれない。打線は木ノ内、林崎(あるいは梅田、G.G.佐藤)、佐藤雅、星らが活躍しそう。

 パナソニックは相手が悪い。徳山投手がどこまで踏ん張るか。

住友林業(89)-旭化成ホームズ(93)

 屈指の好カードだが、旭化成ホームズの優勢は動かない。ここは必勝を期し、エース今野が先発するはず。住林打線なら手玉に取る。打線も守りも破綻しないと読んだ。

 住林はエース石井が踏ん張るが、どこまで打線が援護できるか。日ハム入りした宮台の2つ先輩の東大出身・笠原は相当のパワーがありそうで、今野を攻略すれば面白いが…連打で得点するまではどうか。チャンスがあるとすれば、とにかく今野に球を投げさせ、疲れが出る後半に攻略したときだ。

野村不動産アーバンネット(91)-ミサワホーム神奈川(88⇒89)

 野村不動産アーバンネットがやや優勢。旭化成ホームズには完敗したが、他のチームなら負けない。エース茂木が必勝態勢。力で押し切りそう。

 ミサワ神奈川はエース大沼が闘志をむき出しにして投げるだろうが、最少失点に抑えても、打線が茂木を攻略するのは容易ではない。

 

 

 

ログイン

アカウントでログイン

ユーザ名 *
パスワード *
自動ログイン