第30回RBA野球大会水曜ブロック決勝トーナメント準々決勝戦8試合が9月19日(水)、大宮健保グラウンドで行われる。記者の〝どっちも勝って〟予想。( )内の数字は記者のレーティングで、矢印は前回からの変更。
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ナイス(83⇒85)-エイブル(86⇒89)
エイブルがやや優勢。小笠原は救世主だ。前試合の立ち上がりはやや制球を欠いたが、その後は力で三井リアル打線を封じた。打っても5番に座り、ダメ押しの(泳ぎながら)タイムリー打も放った。ナイス打線も完璧に抑えるか。(不摂生でないのか)肥った分だけ貫禄も出てきた。
打線は貧打が解消されつつあるのか。4番の杉下が頼もしい玉座についたか。
ナイスは前試合で山本が信じられない好投を見せた。ここ数年は「肩が痛い」と登板回避、登板しても2~3回程度しか投げなかったのに、7回完投した。肩痛が快癒(あり得ない)していればエイブル打線を抑えるかもしれないが…打線は小笠原を攻略できないだろうからプレッシャーがかかる。
打てそうな打者が見当たらない。卒酒の横澤では小笠原にきりきり舞いだろう。ダメもと、一杯ひっかけたほうがまぐれで当たるのではないか。
ミサワホーム東京(85⇒87)-タウングループ(86)
接戦だが、「5~6回、練習試合をやったが勝ったことがない。古市を攻略しても坂本が打たれる」(高坂監督)とすでに戦う前から〝蛇に睨まれたアマガエル〟状態に陥っているタウンはどう秘策を練るのか。坂本以外の抑えられる投手はいないはずだ。
ミサワは古市が連投になるが、いつでも植松が登板できる態勢で臨むはずだ。打線は「うちにはヒーローはいない(いらないという意味か)。組織の力だ。野球で会社を盛り上げる」(岡崎監督&内村前監督)姿勢が浸透している。
トラバース(91)-オープンハウス(87)
トラバースがやや優勢。この日は地元の試合もあり、元プロ枠は元巨人の土田を出場させるようだが、エース平野が痛み止めの注射を打っていればまず打たれない。(打っていなければ失点はありそう)打線は木ノ内が絶好調。他の打者も前試合は爆発した。
オープンはエース川崎の肩次第。RBA屈指の好投手としての実力を発揮すれば、エイブル小笠原が3失点に抑えたように、同じかそれ以上の結果をもたらす可能性がある。
しかし、創部10周年とかで力が入っているようだが、打線は〝貧打〟エイブルより弱い。あの謝敷は子育てに夢中のようで、〝出るぞ出るぞ〟ばかりのオオカミ少年になり果てている。情けない。
野村不動産アーバンネット(91)-旭化成ホームズ(93)
先週の旭化成ホームズ-住友林業と同様、強豪同士の戦いとなった。勝ったほうがドームに一歩近づき、敗れれば地獄に落ちる。天下分け目の戦いだ。
やはり旭化成が優勢。予選でも対決しており快勝している。先発は、前試合で登板した伊藤や2番手の沼座もないわけではないが、エース今野だろう。沼座も伊藤も準備するはず。
打線も文句なしにいい。前試合では上位打線が沈黙したが、下位打線が打率10-割、みんな役割をきっちりこなした。茂木対策も万全のはずだ。
野村アーバンは、予選の借りを返したいところだろう。これまで欠場が続く中川のほか高原、塚本、森、折笠らが出場するはずだ。主力が今野を攻略できれば勝つチャンスも生まれる。かぎは中川か。
エース茂木も調子がいい。前試合は3イニングを完璧に抑えた。先手を奪い、相手を慌てさせる展開に持ち込みたい。個々の選手能力の差はない。〝負け癖〟を一掃できるか。