タイブレークで6点目のホームを踏む古市
ミサワホーム東京(85⇒87) 9-3 タウングループ(86)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
ミサワホーム東京 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 | 9 | ||
タウングループ | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 |
(タイブレーク)
2-2のまま決着がつかずタイブレークとなり、最後は強打のミサワ打線が相手をねじ伏せた。古市は2回で降板、新人加藤が抑えた。タウンは惜敗。初回、逆転の好機にあと一本が出ず、最終回も無死2塁のサヨナラのチャンスを逃した。坂本の力投が報われなかった。
〇岡崎監督 「去年の4強で今年も4強に入ったのはうちだけ。このメンバーは相当なチャンス」とナインに発破。この試合を見たらレーティングをもっと上げてもらえるはず(申し訳ない。記者はほとんど見ておりません。稀勢の里のように土俵際まで追い込まれていたのでは…)
〇内村前監督 「まずは清水と加藤に感謝。忙しい中、練習試合を重ねてのベスト4」とナインをねぎらった。(試合前、タウングループをRBAに参加する際推薦した経緯を話し、「ミサワさんのお蔭。感謝を込め戦います」とのタウングループの声をナインに伝えた)エイブル戦は〝会社の元気とパワーを野球部から〟で臨む。いかに準備できるかだ
〇古市 植松と加藤、後ろにいいピッチャーがいる。次戦、リードを奪われないよう初回からいきたい
〇加藤 投げるのが久しぶりだったので、流れに合わせていきました。負けたら終わりという試合。次は最初から飛ばしていきたい
初回、生還するミサワ清水
ミサワ東京・加藤、堂々のデビュー戦
加藤
3回、タウングループの攻撃はクリーンアップから。そこで岡崎監督が動いた。先発のエース古市に代わり加藤。愛知出身、今春入社の23歳。相手を難なく3人で抑えた加藤は、その後も好投。デビュー戦を白星で飾った。
最終回のピンチもしのいだ。この回先頭の3番塚田に左二塁打を打たれたが、4番の佐々木をレフトライナーに仕留めると5番加曽を三振に斬り、6番加藤は申告敬遠で二死1、2塁。
今度はタウン高坂監督が動いた。7番に代打大門。大門が粘り、フルカウントからさらにファウル、ファウル、ファウル…。加藤も負けずに大きな体から球を繰り出す。最後は三振で、加藤に軍配が上がった。
タウンベンチは試合後「あの無死2塁が…」と悔しがった。
加藤は今まで研修などで忙しく、この試合、岡崎監督からのアプローチで初参加したという。「全員野球、チーム力がいい。野手がしっかり守ってくれていて、投げやすかった」と先輩たちに感謝。
「草野球とはいえ東京ドームを目指すRBAは、地元愛知の私立高で甲子園を目指し、大学の硬式で全国を目指してきたのと同じ。やることは変わらない」と話した。
加藤の投球を初めて見たという古市は「お、いいな」と顔をほころばせた。
タウングループ、感謝の戦い
「こうしてRBAに出られるのは当時の内村監督のお蔭」-タウングループ高坂監督が語った。RBA野球に参戦する際に推薦をしてもらったのがミサワホーム東京だった。
これまで練習試合を何度も行い、そのたびに敗れた。この日の試合では、恩返しをしようと必死に戦った。初回に2点を先制されたが、すぐその裏に追い付いつき、タイブレークまで持ち込んだが、あと一歩で涙を飲んだ。
エース坂本は「ミサワさんにドームに行ってほしい」とエールを送った。
●高坂監督 坂本は気合が入っており、インとハイを使い分けて攻めた。国学院久我山で選抜出場の菊池は、前の試合に続き好けん制(二回に二度)。4番の佐々木も打ってくれた(初回にタイムリー)。あと1本が、最後に攻めきれなかったなと。タイブレークは経験が無く、その前に決めたかった。若手も入部しており、来季は新旧織り交ぜ、ベスト8の壁を破りたい
●丘コーチ 相手の2番手は荒れ球で捉え切れなかった。最終回、無死2塁の場面で、打者はその前の打席で安打を放った4番の佐々木。強打かバントかで迷った。結局、強行してレフトライナー
●坂本 みんなしっかり守って声も掛けてくれて、特に菊池にはコースやサインなどわかりやすいリードで助けられた。来年はベスト4へ! 1年頑張ります
●菊池 本当に、悔しい…。楽しかったし、でも悔しいですね…。坂本と昨日から連絡をとり、組み立てを話して臨んだんです。投手が頑張っていたのに打撃で助けられなくて。チーム自体は良くなっている。来年頑張りたい
2回、盗塁失敗したミサワ
3捕殺の菊池を称える丘コーチ
初回、タイムリー打を放った佐々木
初回、同点のホームを踏む塚田
タウングループ