2点タイムリーを放ち女性応援団に迎えられる對馬
東京建物(84.5⇒85) 4-0 野村不動産(83)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
東京建物 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 0 | 4 | |||
野村不動産 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
(時間切れ)
敵失を誘う平凡なゴロを放った村部
〝地所リアルよ、うちのほうが上だぞ〟-過去86戦30勝56敗、勝率0.349の勝率は地所リアルより3分6厘上回っているが、〝出ると負け〟〝がんばれベアーズ〟(42年前に流行ったアメリカ映画)状態だった東京建物が第5回大会以来実に25年ぶりに4強入りを決めた。若きエース河越は最終回、2死から3連続四球を与えたが2安打完封。鑑定士村部が幸運な敵失を誘うゴロで先制、守備もうまい對馬がダメ押し打を放った。野村不動産は4つの失策で投手の足を引っ張ったのが敗因だが、53歳の主砲・松崎常務が仕事(どうせゴルフ)で欠場し、モチベーションを下げたのも響いた。
東建は2回、この回先頭の6番對馬が四球で出塁、続く河越が中堅前に運び、内野ゴロと敵失、四球で満塁と攻め立てた1死後、1番村部の何でもないセカンドゴロを相手2塁手が本塁に悪送球して2点。
5回には、1死から敵失で3番齋藤が出塁し、4番田中の安打で迎えた2死2、3塁から對馬の中堅前2点適時打で突き放した。
河越は球威十分。力で相手打線を2安打(うち1安打は内野安打)に抑えた。奪った三振は5個、与えた四死球は6個。
野村は元気なし。初回、先頭の篠が安打を放ち、2つの四球で1死満塁としたが、後続が凡退(本来なら松崎がどこかでDHとして打席に立ったはず)。最終回は2死から3者が四球で出塁したが、それまでの4失点がこたえた。
先発の増田はよく投げたが、制球がいま一つ。2回を被安打2、与四球3、自責点ゼロで降板。2番手の中本は3回を被安打3、奪三振6の好投を見せたが、拙守に泣いた。中本も自責はゼロ。
河越
敵失で河越が先制のホーム
野村 増田
〇ナイン 中町監督? 今日は仕事(中町監督はずっと監督。記者と二人で「がんばれベアーズを脱するのはいつですかね」とよく話し合っていた。映画では最後に優勝する)。對馬? 對馬は加覧さんの後輩。守備はすごい
〇生出 3三振。僕が最年長(30歳)になっちゃった
〇村部 あの打席はね、相手の守備がよくないと思ってセカンドにゴロを打ったんだ。1種8万円? 私とはレベルが違う(さすが鑑定士。口は達者)
〇河越 あれは全く見えなかった(2つの平凡な投手フライを捕球態勢すらせず逃げ、1つは内野安打、もう一つはファウルグラウンドに転がり難を逃れた。記者は「河越よ、プロじゃあるまいし草野球だぞ。あれはエラーだ」と書こうと思ったら、ここで女房役の磯田が河越に助太刀。「いや、投手フライは捕れないもんですよ」と。なるほど、プロでも野手が捕りにいくのだから、あれは野手のエラーか)
〇齋藤 次? 僕の先発もあるかも。今日も準備だけはしていた
●ナイン 常務? 仕事(ゴルフに決まっている。野球とゴルフのどっちが大事だ)
適時打を放った對馬
齋藤に続き生還した田中を迎える東建ベンチ
河越-磯田バッテリー
〝常務、こんな大事な時に仕事を優先させるなんて〟