決勝進出を決めた地所リアル
東京建物(85⇒86) 1-2 三菱地所リアル(85.5⇒86.5)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 合 計 | |||
東京建物 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | |||
三菱地所リアルエステートサービス | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | X | 2 |
(時間切れ)
プーチン寺田
河越
地所リアルが投手戦を制した。プーチン寺田がしり上がりに調子を上げ、2安打1失点完投。野手陣が再三の好守で盛り立てた。2得点は下位打線が活躍によるもの。東建は齋藤-河越の継投策が実らず。打球が正面を突いたり好守に阻まれたりした。悪魔はプーチンに微笑んだ。
地所リアルは2回、1死から5番栗山が四球で出塁、続く落合がチーム初安打となる左中間2塁打を放ち好機をつくり、7番込山の内野ゴロで1点。3回は2番寺田、4番小林の安打と四球から1死満塁とすると、東建は先発の齊藤から河越に交代。河越は2者を切って取りこの回0点。流れが変わったかに見えたが、地所リアルは4回、この回先頭の7番込山が巧打して左翼前に運ぶと、8番松田、9番吉田が連続四球で再び満塁と攻め立てた1死後、寺田が強振せず左翼前安打を放ち貴重な追加点を奪った。
寺田投手は立ち上がり球が高めに浮いたが、しり上がりに調子を上げ、チェンジアップを外に集めた。3回の1死1、2塁のピンチも併殺でしのいだ。
守りもよく、初回に1失策したが、以後は木下中堅手、吉田遊撃手らが好守で寺田を援護した。
東建は惜敗。2点を追う5回、1死から7番生出が強引に引っ張り右翼超え3塁打を放ち、続く齋藤の内野ゴロで1点を返したが、得点はこの1点のみ。初回の2死2塁からの4番田中のセンターフライ、3回の1死1、2塁からの2番河越のサードゴロ、4回の無死からの對馬のショートライナー、6回の1死1塁からの3番對馬のショートフライなどことごとく正面をついたり好捕されたりしてツキにも見放された。
先発は左腕の齋藤。斎藤は3回、1死満塁のピンチを迎えると河越が登板して無失点に抑え流れを引き寄せたかに見えたが、4回の3~5番が三者凡退に討ち取られたのも痛かった。
〝絶対勝つぞ!〟
込山の内野ゴロで生還した栗山を迎える地所リアルベンチ
3回、栗山の3塁ゴロでホームを突くもアウトになった寺田
3回のピンチを凌いだ東建ベンチ
齋藤投手
〇岡野監督 ナインがよく頑張ってくれた。今年で8年目。(組み合わせが厳しく)2連敗したら辞めようとも考えていた。ドームに行けるなんて…守備がよかったし、寺田もよく投げた
〇寺田 調子? よかった。初回に木下がいい守備をしてくれて波に乗れた。自らもタイムリーを打てた
〇落合 先制の好機を作れてうれしい
●中町監督 守備もよかったし、いい試合だった…ドームに行きたかった
●河越 こんなに悔しい思いをしたのは初めて。4回の8番、9番に与えた四球が…
●生出 この前の試合から4連続三振していたので…本塁打だと思ったが3塁で止められた(2点差だったから、あの判断は正解。甘い球だったが、新人の頃のような素晴らしい当たりだった)
●齋藤 あれが限界(3回突如球威をなくした)
〝やっと打てたぞ〟生出
東建の応援団
〝応援だって負けないわよ〟地所リアル
吉田(左)と落合
子女リアルナインと応援団
東建ナインと応援団