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2019/05/07(火) 12:53

野村・茂木、三井・渡辺 両投手の投手戦必至 RBA総合優勝戦 記者の〝勝って〟予想

 第30回RBA野球大会総合優勝戦は水曜ブロックの覇者・野村不動産アーバンネットvs日曜ブロック優勝・三井不動産レジデンシャルリースと決まり、試合は5月21日(火)、川口市営球場で19:00から行われる。例によって記者の〝どっちも勝って〟予想。チームの数字は記者のレーティング。

 戦前の記者によるレーティングは野村アーバン91、三井レジリース87.5だが、三井レジリースの戦いぶりから90に引き上げる。接戦は必至、ミスを犯したほうが負けると読んだ。

 それでも野村を上位にしたのは、PL学園-日大卒の主砲中川を筆頭に打力は明らかに上回るからだ。中川はRBA屈指の強打者。振り回すタイプでもないので期待がかかる。

 他の打者も曲者揃い。1番を打つ礒部は走攻守揃う巧打者。チームをブロック優勝に導いた功労者の一人だ。中川の前後を打つ折笠、塚本、森ら上位打線は破壊力を秘める。

 投手はエース茂木の出来次第。肘、肩に爆弾を抱えているが、きちんと仕上げてくると見た。万全なら相手打線を完璧に封じる力がある。ストレートが低めに決まったらまず打たれない。

 問題は果たして9回までスタミナが持つかどうか。継投となれば岩崎、高木だろうが、ロースコアになった場合、踏ん張れるかどうか。阿部監督の采配もみものだ。

 三井レジリースはどうか。レーティングを大幅に引き上げたのは、すい星のごとく現れた左腕渡辺は只者ではないからだ。

 準決勝戦では元ヤクルトの土肥が肩痛のため1回で降板したあとを受け、2回から5回まで清水建設打線を被安打2、奪三振7の好投を見せた。ブロック決勝戦では「ストレートが狙ったところに全然入らなかった」と反省したが、それでも相手打線を6回まで1安打、与四死球2、奪三振4とほぼ完ぺきに抑えた。外野飛球も2個のみだった。

 渡辺は、〝RBAの星〟三井不動産・志村ほどコントロールはなく、絶頂期のケンコーポ-エイブル小笠原やオープンハウス川崎よりストレートの威力はないと見たが、低めに決めるシュートは旭化成ホームズ今野、スライダーは全盛時の三井不動産・相澤クラスだ。

 浦学時代に肩を痛め、進学した武蔵大学では外野手に転向したが、地元の軟式チームでは投手も務めている。今回の相手打線は強化されるが、完璧に封じる可能性がある。まだ若いので9回まで投げられそうだ。

 継投になったら土肥だろうが、肩は相当痛いと見たがどうだろう。米国に転勤になった前エースの佐藤がこの日のために帰国することはないはずだ。

 問題は打線だ。渡辺は打力もけた違い。茂木クラスでも攻略する力があると見たが、1番を打つ(はずの)〝東邦の主砲〟山際が渡辺につなげられるか、渡辺の後ろを打つ小野田が還せるかどうかだろう。新人の樺沢は何番を打つのか。

 守備力は互角。緊迫した場面でしっかり守れるかどうか。記者のレーティング、つまり上位チームが勝つという予想は圧倒的な的中率を誇るが、今回は自信がない。双方の投手が踏ん張ればタイブレーク(1死満塁で攻防)もありそうだ。

 

 

 

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