野村不動産アーバンネットが総合初V-本日(5月21日)行われる予定だった第30回RBA野球大会総合優勝戦、野村不動産アーバンネット-三井不動産レジデンシャルリースは、三井レジリースの選手が揃わないため不戦敗となり、野村アーバンが参加23年目にして初優勝を飾った。
今季の野村アーバンは初戦で強豪の住友不動産販売を撃破し、予選で王者・旭化成ホームズに完敗したが、決勝トーナメント準々決勝戦で旭化成ホームズを2-1で初めて破り、その勢いのまま決勝ではミサワホーム東京を下し水曜ブロック優勝を果たした。
阿部新監督のもと、絶対的エース茂木は肩やひじ痛を抱えながら踏ん張り、2番手の高木も茂木が投げられないときに好投した。打線も主砲・中川を核に礒部が大活躍し、塚本、高原、森、折笠、山本なども勝利に貢献。ベテランの吉本は外野、捕手、監督代行などを務め、佐藤も存在感を示した。
また、会社上げての応援態勢も他チームを圧倒した。木村会長、前田社長をはじめ、榎本副社長、鳴瀬元常務、木内応援団長らが応援に駆け付けた。
総合優勝戦にも幹部は応援する意向を示していたので中止は残念だが、堂々の総合優勝だ。今後は王者として追われる立場になるが、課題は投手陣だ。エース茂木の2番手高木のほかもう1枚投手が必要ではないか。打線はトップクラスで破壊力を秘める。
三井レジリースは無念。颯爽と現れたエース渡辺が強打の野村打線を抑えるかどうか見たがったがやむを得ない。層を厚くしてリベンジを図ってほしい。