積水ハウス京葉-旭化成ホームズ
積水ハウス京葉 王者・旭化成ホームズを下し初優勝
生田が6回3安打完投 犠飛の2点守りきる
堂原監督(左)、生田投手を胴上げする積水ナイン
旭化成ホームズ7連覇ならず 鈴木監督が引退表明
積水ハウス京葉がRBA野球の歴史を変えた- 2 度のサドンデスを行なってもケリが付かず再試合となっていた第24回RBA野球大会水曜ブロック決勝戦、積水ハウス京葉-旭化成ホームズの試合が4月 24 日(水)、降りしきる雨の中、神宮外苑軟式野球場で行なわれ、参加2年目の積水ハウス京葉が 6 連覇中の王者・旭化成を2-1で下し初優勝。エース生田が6回を3安打完投。2得点はいずれも四球で出塁した選手を犠飛で迎え入れたもの。
堂原監督は「いやっ2年目で優勝できるとは … いいチーム」と言葉をつまらせた。主砲佐藤は「練習はこの2週間やったが、みんな過去の貯金だけでやっている」と打ち明ければ、好投した生田は「今日はバッティング。こんな野球やったことない」と喜びを爆発させた。
敗れた旭化成は新エース平山が立ち上がりリズムを崩し、失点はいずれも先頭打者を四球で出塁させたもの。3回途中からエースの座を奪われた今野が無安打に抑えたが追いつけなかった。打線は4回までノーヒット。四球による1人しか出塁できなかった。5回に菅野の適時打で1点返すのにとどまった。
旭化成・鈴木監督は試合後、「力負け。相手のピッチャーの対策を練ってきたが、打てなかったのが全て。勝っても負けても決めていたこと。監督を引退する。後任は山本」と、今期限りの引退を公表した。鈴木監督は9年間の在任中に6連覇を含む7度の総合優勝に導くなと史上最強チームの監督として采配を揮ってきた。
後任の山本監督は「作りなおし。自分の出番? よく考える」と言葉少なだった。平山投手は「見ての通り」とうなだれた。超美技を披露した北寒寺も無言で球場を去った。
総合決勝戦は5月16日(木)、午後18:30 から東京ドームで行なわれることが決まった。積水の相手は日曜ブロックのケン・コーポレーション。総合決勝戦は水曜ブロックが6連覇中。
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合 計
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積水ハウス京葉 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | |||
旭化成ホームズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 |
(6回時間切れ)
勝利に沸く積水ナイン(左)と首位打者の阿久津(この日も1安打)
積水ハウス京葉ナイン
チーム唯一の打点を上げた菅野(左)と山本新監督
※スコアテーブルなどは明日25日更新します
(牧田 司記者 平成25年4月24日)