大勝ムードに明るいベンチのトラバース(左手前はG.G.佐藤G.G.佐藤)
旭化成ホームズ 2-12 トラバース
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 99 | 合 計 | |
旭化成ホームズ | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 |
トラバース | 4 | 3 | 1 | 1 | 0 | 0 | 2 | 1 | x | 12 |
RBA野球大会の〝王者〟旭化成ホームズと、あと一歩で優勝を逸してきたG.G.佐藤率いる(監督は父親の佐藤克彦氏)トラバースが4月28日、江東区・夢の島野球場で練習試合を行い、9回14安打を放ったトラバースが12-2で圧勝。先頭打者の角井が5-4と大活躍し、主軸の木ノ内が一発を放った。9番DHで出場したG.G.佐藤(43)は寄る年波に勝てないのか5タコ。旭化成ホームズは練習試合とはいえ歴史的な大敗。北寒寺も今野も欠場、若手メンバーで臨んだが登板した3投手がいずれも失点。主砲の秋山が本塁打を含む2安打とひとり気を吐いた。(敬称略)
トラバースは初回、2番小笠原の3塁打をきっかけに4番林崎の内野安打で先制し、6番小島の3ランで4点を奪取。2回にも林崎の安打と敵失で3点を追加。その後も攻撃の手を緩めず、着々と加点。8番杉本が4回本塁打を放つと、7回には主砲木ノ内が2ランを放ちとどめを刺した。もう一人の元西武の梅ちゃん(梅田)も1安打。
9番DHのG.G.佐藤は三振-三ゴ-三振-左直(凡飛でないのか)-左飛とまったくいいところがなかった。他はみんな安打を放ったのに、独り蚊帳の外。
投げては先発の鈴木-伊藤-秋山-平野-杉本とつなぎ、被安打7、2失点(鈴木と杉本が各1失点)に抑えた。
旭化成は惨敗。4回、4番茨の3塁打と敵失で1点を挙げたが、三併殺を喫すなどいいところがなかった。最終回の5番主砲秋山の本塁打も空砲に終わった。
先発の松田は2回7失点、2番手清水は4回2失点、3番手益川は2回2失点。
G.G.佐藤
◇ ◆ ◇
この日、練習試合を行うことをトラバースのスポークスマン・酒見氏から知らされており取材する予定だったのだが、天気予報が雨天だったため、試合開始が急きょ10:00から13:00に変更となり、午後他の取材が入っていた記者は断念せざるを得なかった。
前段の記事は酒見氏から送られてきたメンバー表、スコアシートによって書いたもので、酒見氏は「旭化成の初代監督の堀井さんと、当社の役員が商談の席でご一緒させて頂いたご縁で実現となりました。旭化成さんの話では、『今日は若手主体のメンバー。東京6大学出身の新卒が3人(慶應2、法政1)来ています』とのことで…旭化成さんのチーム自体が久々の活動のようでした。一方で、弊社のほうは2月から活動をしており、今年になってすでに10戦目でした。4月のグランドスラムカップでは全国大会準優勝でした。(https://grandslam89.com/result_2022/)。メンバーもほぼ主力メンバーだったので、今回の練習試合ではその差が出たのではないかと思います」「今年こそ、RBA野球大会が開催されて、その本戦で本気の旭化成さんに勝ちたいところです」とコメントを寄せた。
旭化成は、原田、平山、久保田など記者も知るかつての主力は出場したが無安打。今野はベンチには入っていたがユニフォームを着ておらず、北寒寺は欠場。これでは先が思いやれる。佐藤盛監督も頭が痛いのではないか。
これほど惨敗したのは堀井さんが監督を務めていた20年以上も昔だ。その堀井さんも応援に駆け付けていたようだ。お会いしたかった。
これは誰だ いい振りをしている