三井不動産レジデンシャルは3月12日、同社が供給する都市型戸建て「ファインコート」の全戸に東京ガスが販売する家庭用燃料電池「エネファーム」を標準採用すると発表した。
現在、標準化を決定しているのは「ファインコート砧」(9戸)と「(仮称)国分寺市日吉町四丁目計画」(27戸)を含めた29 物件605 戸。同社はこれまで「ファインコート大塚」や大規模スマートタウン「ファインコートFujisawa SST」など8 物件131戸に「エネファーム」を採用した実績がある。
標準化によって首都圏で年間約700~800 戸を供給することになり、家庭のCO2 排出量を年間でブナを主体とする天然林約198ha~226ha 分(東京ドーム約42~48個分)に相当する約910~約1040 トンを削減できるとしている。
「エネファーム」は都市ガスから取り出した水素を空気中の酸素と化学反応させて発電し、発電した電気は家庭内で利用。その際に出る熱も給湯に利用します。電気をつくる場所と使う場所が同じであるため送電ロスがなく、また発電時に出る熱を無駄なく活用できる環境にやさしいシステム。