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2014/07/04(金) 00:00

狩猟型から農耕型へ 第15回ジャーブネット全国大会に500名超が参加

投稿者:  牧田司

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「第15回ジャーブネット全国大会」(目黒雅叙園で)

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記者会見する宮沢氏

 わが国最大の地域ビルダーのネットワーク「ジャーブネット」(主宰:宮沢俊哉アキュラホーム社長)の「第15回ジャーブネット全国大会」が7月3日行われ、宮沢氏が会見した。

 今年がアキュラホーム設立20周年、ジャーブネット35周年の記念の年であることから、宮沢氏は「5年くらい前から会員だけの大会ではなく開かれた大会として取り組んできたが、同業や学会の関係者なども参加していただき、500名を超える参加者となった」と報告。

 アキュラホームの業績としては、前年度は受注棟数1,546棟、売上高396億円で、20年連続して増収となったこと、ジャーブネットは受注棟数7,235棟(前年は7,638棟)とやや減少したが「棟数より中身」を重視した結果だと報告。「ここ数年は会員の勧誘は行っていない。安定的に受注し持続可能な経営体質を築くことが大事」と強調した。

 今年度の目標としては、会員の1割くらいしか達成できていない①お客様に良い家をつくる理念を持つ②一生懸命勉強し、連携する③自己資本比率25%・営業利益3%・完工棟数10棟-を超える会員比率を1.5倍に増やすことを掲げ、商品のバリューアップとコストダウンに一層取り組むとした。

 新しい取り組みとしては、一流の匠とのコラボレーションを進め、住生活研究所の設立、京都大学との共同開発などを行うと語った。

 永代ビルダー塾のさらなる推進にも力を入れ、8月には完工棟数100棟、営業利益1億円の優良ビルダー塾(仮称)を発足すると話した。消費増税対策としては、「狩猟型はアップダウンが激しいが、お客様に寄り添う農耕型は平準化に成功している。ワンパターンの受注営業ではなく、知恵を絞り総員営業の考えが大事」と日常活動の大切さを訴えた。

 大会では、東京大学大学院教授・松村秀一氏が「『箱の産業』から『場の産業』への大転換」と題して、京都大学大学院教授・高田光雄氏が「住こなすことを楽しむ文化」と題する講演をそれぞれ行った。両氏と風代表取締役・大久保恭子氏による「木造住宅の未来~つくり手の挑戦×住み手の改革」をテーマにした鼎談も行われた。

 

 

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