三菱地所は8月29日、「体操ニッポン」のオフィシャルスポンサーとして協賛することを決定したことに伴い、東京ドームで行なわれたプロ野球、北海道日本ハム-千葉ロッテのゲームスポンサーとして「『三菱地所を、見に行こう。』ナイター」と銘打って体操ニッポンを応援する新CMのお披露目を行なった。
イベントは試合開始の30分前に開始。同社が招待した子どもたちのベースランニングと西武-日ハムの投手として活躍した柴田保光氏と柏原純一・日ハムコーチとの対決に続き、内村航平選手ら世界選手権男子日本代表選手6人が登場。同社の「体操ニッポン篇・丸の内篇・商業施設篇」30秒3本がオーロラビジョンに映し出され、内村キャプテンの挨拶、日ハム・栗山監督と伊東・ロッテ監督への花束贈呈、6人の同時投球による始球式などが行われた。
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「『三菱地所を、見に行こう。』ナイター」は昨年に続き2回目。今年も広島ファンの杉山博孝・三菱地所社長、竹添昇・日ハム社長からコメントを取るのを楽しみにしていたが両氏は欠席。肩透かしを食らった。
セレモニー終了後には内村選手の囲み取材もあったが、テレビのわずか3分の代表質問一つで打ち切り。「三菱地所をどう思うか」などの気の聞いた質問をする記者はいなかった。
西武ファンの記者は西武のBクラスが決定的で、日ハムが勝とうがロッテが勝とうがどっちでもよく、せめて6人に三菱地所の印象などを聞こうと思ったが、こちらも肩透かし。
ならは観戦者にインタビューしようと移動する際、エレベータ内で4人の選手と一緒になった。すかさず「三菱所って知ってました? 」の質問を発した。みんなうなずいた。そこで「三菱地所ってどういう印象ですか」と二の矢を放った。「……」ややあって、「体操ニッポンと同じ。元気で明るくいい会社」と記者の知る三菱地所のサクラが〝名答〟を代弁した。
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三菱地所も日ハムもイベントを取り仕切る広告代理店も策がない。観客は1時間も前から詰め掛けている。この日は約3万人。社長や監督、CMキャラクターなどのトークショーなどを交えたらもっと面白いイベントになるはずだ。